女優であるシゲの妹がアイドルに恋をした【Y.T】2

Chapter【43】 ページ8

『じゃあ、今日はラストシーンの撮影ね』









私と祐也のドラマの撮影はついにクライマックスの最終回のシーンを撮ることに。









あれから相変わらず、祐也とは一度も話していない。









いつだったかな、最後に言葉を交わしたのは。









きっと、ドラマの撮影中に仕事の話を少ししたくらいだろう。









その時だって、祐也は目すら合わせてくれない。








まるでなんの関わりもない他人みたいに。







一言で言うと無関心。







湯「A、ラストシーンなんだけど…主人公のAと幼なじみの祐也が結ばれるシーンね。









原作ではそこでキスシーンがあって、ドラマの方もそれでいこうってなったんだけど…。









監督さんが、そこは本人たちに任せるっていうのよ。









するフリだけでもいいって。









してるように撮れればオッケーだからって」









「キスシーン…」









湯「ええ、それでね…手越くんの方はフリだけでもいいんじゃないかって」









「あ……は、はい。分かりました。じゃあするフリで」









なんだ、別に落ち込むことじゃないじゃない。









ドラマのキスシーンってだけだよ。









実際、角度だけでしてるようにしてるドラマだってたくさんあるし。









仕事なんだから。









そう言い聞かせているのに。









胸が痛い。







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本日のSnowDanceとEMMAのフル良かったですね!
みんなかっこよかったですね!ずっと手越くん見てました笑

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