第4話 デレデー ページ4
春田N「それからというもの、俺は
仕事終わりに凌太が教えてくれた
おそうざい?屋さんでおかずを買って、
ダッシュで家に帰るのが日課になっている」
＜春田マンション＞
♪ 電話をかける音
凌太「はい」
創一「凌太ー!りょーたりょーたりょーたりょーt」
今日も画面いっぱいの春田の顔。
凌太「相変わらずうるっさいな…
はいはい今日もお疲れ様でした。あ…」
スマホをアウトカメラにして部屋を見せる牧。
凌太「今日も見ての通りなんもないですから。
ほんっとクソ心配性…てかもうこれやめていいですか」
創一「だめだめだめだめ!だーめ!」
凌太「チッ...」
春田N「えーっとですね、これは何かと説明しますと、俺の香港での真っ白な一件があったおかげで、凌太にもしものことがあったら!と心配で、
二人で決めた日課?みたいなもんでー」
凌太「''俺は''ほんとに創一だけですから、そろそろ
安心してください」
創一「俺はとはなんだ俺はとは!! ''俺も''だ!
てかなんだよ…今日はやけに素直じゃん?」
凌太「別に…そういう日もあります」
春田N「神様、今日みたいに凌太がたま〜にデレる日を、俺が''デレデー''と呼んでることは凌太には絶対に言わないでください」
スマホ画面を念入りに見る牧。
凌太「えっーと、今日は唐揚げとほうれん草の豆腐和えと誰でも作れるインスタント味噌汁と誰でも作れるご飯と...」
創一「うぉぉおおおい!誰でも作れるとはなんだ!
誰でも作れるとは!」
凌太「いやいや、この前まで明らかにお湯の量バカな味噌汁と明らかにべっちゃべちゃのご飯、むしろおかゆを作ってたのどこの春田創一さんでしたっけ?」
創一「あ、あれは〜おなべとおわんを間違えただけだし、ごはんは1ごう?と2ごう?を間違えただけです〜」
凌太「いやいや普通間違えないでしょ…」
創一「でもほら!今では両方作れるようになったんだぞ〜」
凌太「はいはい、よくできました」
創一「だろ〜!あ、てか凌太ーこっちにいつ帰って
きてくれんの?」
凌太「確か10月の後半に3連休があったんでその時に帰れたら」
創一「10月か〜 あー! 待てねぇー!!」
凌太「いやいや、俺まだこっち来て1ヶ月も経って
ねぇし。それくらい我慢しろ」
創一「なんだよ、今日はデレデーじゃねぇのかよ!」
凌太「は?デレデーってなんですか?」
創一「やっべ!!神様じゃなくて俺が言っちった!」
凌太「は?ちょさっきから何言ってんすか?」
創一「な、なんでもねぇよ!」
第4話に続く
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aigo(プロフ) - chiiiizさん» chiiiizさま、コメントありがとうございます。私も正直複雑な気持ちです。chiiiizさまのお心が少しでもほっこりしていただけたのなら幸いです。私もchiiiizさまのコメントでほっこりいたしました。season2が始まってもこの作品は更新し続けたいと思っております。 (2019年9月29日 22時) (
レス) id: 550ceb2e8b (このIDを非表示/違反報告)
chiiiiz(プロフ) - シーズン２の発表後寂しかったですが、このお話を読んでなんかほっこりしました。ありがとうございます！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 19efa867a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aigo | 作成日時：2019年9月11日 0時
