第1話 ご機嫌取り ページ1
＜空港＞
創一N「牧･･･っじゃねぇ、りょ、
凌太?がシンガポールに旅立つまであと2時間。
俺の上海での失態があったせい…いやいや、
断じてないんだけど!!そのせいで凌太の機嫌は
というと･･･」
XX回想XX 今朝 ＜春田の実家のリビング＞
創一「だから〜!なんどっも言ってるけど
あいつはマジで人助けしただけなのー!名前すら知んねぇし?まじでなんもなかったの!!」
凌太「はいはい分かりましたよ、もう言い訳は
聞き飽きたんで」
食器を抱えながら洗い場に向かう牧。
春田必死の弁明!!…も叶わず牧の機嫌は治らない
まま･･･
創一N「神様、一体どうやったら凌太の機嫌は治ってくれるのでしょうか」
＜空港ロビー＞
凌太「じゃあ、行ってきます」
創一「お、おう、じゃあな。あ!向こう着いたら連絡しろよ!あと酔った外国人のイケメン兄ちゃんには気をつけろよ!!ぜってぇ部屋にあげんじゃねーぞ!」
凌太「分かってますよ。春田さんじゃあるまいし。
てか俺、春田さんみたいに空港着いた途端WiFi使わずに連絡しようとするほどバカじゃないんで」
創一「おいバカっつったな〜!あ、あれはWiFiに切り替えよっかな〜って思ってたところに牧が!」
凌太「あ、いま牧って言いました?絶対言ったよね、
牧って」
創一「あーー!もうっ!ちきしょー!やっぱまだ慣れねぇ!!つーか…りょ、凌太も春田さんって言ってんじゃん!」
凌太「嘘ですよ、ゆっくりでいいですよゆっくりで。じゃあ俺そろそろ行かないとマズいんで。
じゃあ、またね。創一…」
創一「・・・!?」
無言でハグする春田。
凌太「ちょ、みんな見てますよ!」
創一「良い。凌太のせいだ!」
凌太「子どもか。じゃあ行ってきます」
創一「おう!偉くなれよ、凌太」
凌太「だから官僚じゃないっ･･･」
春田から牧にほっぺにキス。
創一「ほっぺたにご、ごはんつぶついてた?から?」
凌太「嘘下手すぎでしょ…でもまあ、ちょっと嬉しいです」
創一「ちょっとかよ!!あっねぇねぇねぇ!まずいまずい!凌太乗り遅れる!!」
凌太「チッ、マジかよ…じゃ、向こう着いたら連絡しますんで!またね!!」
創一「おう!ぜってぇいつか会いにいくからなー!!」
こうして凌太はシンガポールに旅立っていった
＜空港の展望デッキ＞
飛び立った飛行機を見ながら
創一「はぁ…もう寂しいっつぅの」
＜飛行機の中＞
凌太N「あ、そういえば創一に柔軟剤の入れ方って教えたっけ?てかまずあの人柔軟剤って何か知ってたっけ」
第2話に続く
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aigo(プロフ) - chiiiizさん» chiiiizさま、コメントありがとうございます。私も正直複雑な気持ちです。chiiiizさまのお心が少しでもほっこりしていただけたのなら幸いです。私もchiiiizさまのコメントでほっこりいたしました。season2が始まってもこの作品は更新し続けたいと思っております。 (2019年9月29日 22時) (
レス) id: 550ceb2e8b (このIDを非表示/違反報告)
chiiiiz(プロフ) - シーズン２の発表後寂しかったですが、このお話を読んでなんかほっこりしました。ありがとうございます！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 19efa867a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aigo | 作成日時：2019年9月11日 0時
