47.ab ページ47
“今から行くね”
メールを送った直後に既読がついた。
こんな夜中なのに起きていたのだろうか。
それとも起こしてしまったのだろうか。
だけど彼は二十四時間どこで何をしていても、俺からの連絡だけは受け入れると言ってくれたから。
気後れしないわけじゃないけど、甘えさせてもらうことにした。
“今どこですか？迎えに行きます。”
“いいよ、歩いて行くから。”
“だめです。教えてくれないなら、探しに行きます。”
“そう？じゃあ位置情報送るね。”
彼はきっとこういう時、北斗と違って絶対に折れてくれなさそう。
本当に俺のことを探し回りそうだから、素直に地図のスクリーンショットを送った。
“すぐに行きますから、動かないでくださいね。”
“ありがとう、待ってるね。”
....仕事以外のことでは歳下や後輩を頼りたくない、確かにそういうプライドはある。
現に今日も....もう昨日か。
康二の優しさを蔑ろにしてしまった。
歳上の同期に縋りついた。
だけど彼にだけは、何故か甘えたくなってしまう。
俺はグループの最年長という響きに弱いんだろうな。
考えてみれば�眞呂盡綰擇砲△燭襪里世韻譴鼻△靴辰�り者で包容力のある人柄を知っているから相談させてもらっていたのだ。
�眞呂發佞辰�も、そして彼も。
単なる偶然かもしれないけれど、自分は肩書きで人を判断するような人間だったのかと反省モードに突入してしまった。
ごめんねふっか、不甲斐ない同期で。
�眞呂癲△瓦瓩鵝�
....あぁ、どうしよう。
これから彼に会うってのに、涙が止まらないよ。
こんなところを見られたら、余計に心配させてしまうのに。
だめなのに、絶対に涙なんか見せるべきではないのに....
「....阿部くん？」
「....！！」
「よかった、ちゃんとここに居てくれたんですね。助手席に乗ってください、後部座席にはちょっと荷物があるので....ご不便おかけして申し訳ないです。」
「全然大丈夫....ごめんね、こんな時間なのに。」
「阿部くんの為なら、いつでもどこまでも迎えに行きますよ。例え地球の裏側でも、宇宙でも。」
「ありがとう、嬉しいよ。」
言われた通り、助手席側に回る。
すると彼はわざわざ車から降りて、ドアを開けてくれた。
紳士だ....！
「阿部くん....もしかして、泣いてました？」
「飲み過ぎちゃっただけだよ。」
「強がりは程々にしてくださいね。」
この人に嘘は通用しない、そう確信した。
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まなお(プロフ) - 智子さん» ありがとうございます！のえあべ…好きなんですよ(*^^*) (2021年7月14日 15時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
智子 - のえさんんが、、、本当にいいお話でした (2021年7月2日 1時) (レス) id: 6bcad947d7 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» のえさん、阿部ちゃん、かっくんの三角関係を妄想している途中です。形になりそうだったらアウトプットするので、暫しお待ちくださいね！ (2020年8月18日 17時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
EYE(プロフ) - まなおさん» ほんとですか！絶対見ます！！笑 (2020年8月18日 17時) (レス) id: c74add9456 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» ありがとうございます！！のえあべ、完全に沼でした…！！またそのうちのえあべ書くと思います。その時はまた、お付き合いくださいね！！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年5月15日 20時
