38.ab ページ38
どうして？
どうしてめめがそんなメールを....？
問おうとして、やめた。
ダテに聞いたところできっと無駄だ。
困らせたくない。
俺が言葉につまっていると、丁度タイミング良く楽屋のドアが開いた。
なにわ男子のところから帰って来た康二とラウール、そしてその後ろにはめめと佐久間も居る。
俺はダテに礼を告げ、ソファに座り直した。
康二とラウールは楽屋の重い雰囲気に戸惑っているみたいで、なんだか申し訳無い。
「みなさん、ちょっといいっすか。」
めめが右手を挙げて、注目を集めた。
嫌な予感がする。
まさかこの間のことを話すのだろうか。
いや、だけどラウールが居るところで話すとは思えないし....
「なんか、佐久間くんから言いたいことがあるみたいなんですよ。聞いてあげてください。」
佐久間....？
何故、佐久間？
佐久間自身もびっくりしてるじゃん、どういうこと？
「めめ、俺別に....っ」
「佐久間くんが言わないなら、代わりに俺が言ってもいいんすよ。」
「それはだめっ！！だめ....だけど....」
「まぁ佐久間くん的には、阿部ちゃんにさえ伝わっていればそれでいいんでしょうけど。でも俺は、みんなの前でちゃんと言った方がいいと思います。」
俺？
佐久間が俺に何の用？
ますます意味がわからない、めめは何がしたいの？
佐久間は何を言いたいの？
「待ってよめめ、どうしちゃったの？さっくん困ってるじゃん、やめなよ！！」
「ほんまやで、阿部ちゃんも戸惑ってるやん。二人が可哀想やで！」
ラウールと康二が声を上げる。
それでもめめは、佐久間の背中を押した。
俺の前まで押してきて、俺と佐久間の頭をそれぞれ撫でてからラウールと康二を楽屋の隅の着替えスペースに連れて行った。
佐久間を目の前にすると、とんでもない緊張感に襲われる。
昔はこんなじゃなかったのに。
隣に居ると楽しくて、一番気の知れた親友だったのに。
どういうわけか恋をしてから遠くなってしまった。
今では目も合わせられない。
「ぁ....あの、阿部ちゃん....」
「な、なに....佐久間....」
「その....めめから、聞いたんだ。阿部ちゃんの好きな....好きな、人....」
「え....ぁ、そっか....」
「びっくりしすぎて....まだ信じられない。本当なの....？」
「....本当だよ。俺は佐久間のことが好き。」
「辛かった....嫌だった、苦しかった....みんなが阿部ちゃんにキスしてるの。」
「....。」
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まなお(プロフ) - 智子さん» ありがとうございます！のえあべ…好きなんですよ(*^^*) (2021年7月14日 15時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
智子 - のえさんんが、、、本当にいいお話でした (2021年7月2日 1時) (レス) id: 6bcad947d7 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» のえさん、阿部ちゃん、かっくんの三角関係を妄想している途中です。形になりそうだったらアウトプットするので、暫しお待ちくださいね！ (2020年8月18日 17時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
EYE(プロフ) - まなおさん» ほんとですか！絶対見ます！！笑 (2020年8月18日 17時) (レス) id: c74add9456 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» ありがとうございます！！のえあべ、完全に沼でした…！！またそのうちのえあべ書くと思います。その時はまた、お付き合いくださいね！！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年5月15日 20時
