26.sk ページ26
「えぇと....そうだ、この前めめが遊びに来たんだ。そ、その時にでも忘れて行ったのかなぁ....？」
「いくら大雑把なめめでも、自分のスマホケースが無くなったらさすがに探すでしょ。遊びに来たなら真っ先に阿部ちゃんに連絡が来るでしょ、普通。」
「そう、だよね....」
「....ねぇ、阿部ちゃん。もしかしてこれって、阿部ちゃんが普段メンバーからキスされまくってるのと関係あったりする？」
「....」
あぁ、そんな顔しないでよ。
俺は別に泣かせたいわけじゃないんだよ。
ただ知りたい、それだけなのに....
どうしてこんなにキツい言葉になってしまうのだろう。
どうしてこんなに怒りが湧いてくるのだろう。
俺は阿部ちゃんの何でもないのに。
恋人でも夫婦でもない、ただの親友。
怒る資格なんて無い、ただのメンバーなのに。
「これ、きっとめめがわざと置いて行ったんだよね？あまりにも不自然すぎるもん。阿部ちゃんはめめと付き合ってるの？ねぇ、違うでしょ。だって恋人同士なら、こんな小細工する必要ないもんね。ただ泊まりに来ただけってのもおかしい、だってめめは阿部ちゃんのことが....」
「....黙れ。」
「黙らない、阿部ちゃんのことが心配だから。」
「佐久間に心配される筋合いは無い、帰って。」
「帰れない、阿部ちゃんのことが心配だから。」
「佐久間に俺達の何がわかるの？人の気も知らないで....。....とにかくこれは俺がめめに返しておくから。お願いだから今日はもう帰って。」
阿部ちゃんが俺の手からスマホケースを奪い取る。
その瞬間、俺達の手から何かがはらりと床に落ちた。
銀色の、鋭利なプラスチック片....
見たくなかったよ、こんなの。
「え....」
「....物的証拠。これ、ゴムの外袋の破片だよね。」
「嘘だ....っ」
「めめとやったんだ、阿部ちゃん。」
「違っ....めめはそんなの使ってなかった....！」
「....へー、使ってなかったんだ。」
「あ....違う、これは....っ」
「見苦しいから言い訳はやめて。....見損なった。阿部ちゃんはもっと賢い子だと思ってた、残念。」
「ねぇ違う、佐久間....！」
「どうせ他のメンバーともやったんでしょ、何回も。ラウールともやったの？もしかして�眞呂箸�本�發�んともやってたりして。」
「話聞いてよ！！」
「....ねぇ、俺のことも誘ってみてよ。」
「は、誘う....？」
「あざとく、可愛く。いつもやってるんでしょ、俺以外の誰にでも。」
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まなお(プロフ) - 智子さん» ありがとうございます！のえあべ…好きなんですよ(*^^*) (2021年7月14日 15時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
智子 - のえさんんが、、、本当にいいお話でした (2021年7月2日 1時) (レス) id: 6bcad947d7 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» のえさん、阿部ちゃん、かっくんの三角関係を妄想している途中です。形になりそうだったらアウトプットするので、暫しお待ちくださいね！ (2020年8月18日 17時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
EYE(プロフ) - まなおさん» ほんとですか！絶対見ます！！笑 (2020年8月18日 17時) (レス) id: c74add9456 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - EYEさん» ありがとうございます！！のえあべ、完全に沼でした…！！またそのうちのえあべ書くと思います。その時はまた、お付き合いくださいね！！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年5月15日 20時
