準備 ページ38
あれから芽以は腑に落ちに落ちないけど聞いてこなくて澪は澪で気になるけど今はその時じゃないと
私に向かって言った
そんな二人と加奈に罪悪感を抱きながらも時間は進んでいく
どんどん学校は文化祭一色になってきて放課後はひたすら楽器の練習してそれ以外は
販売するCDの制作だったりTシャツを作ったりポスターやCDに挟む写真やサイン歌詞カードをひたすら
手作りで作ってたからもちろん学校にいる間じゃあ作り終われないから家に帰っても作って部室で
それを置いてみんなに見せたり休日はPVを作ったりしていた
何だかんだして文化祭まで一週間が迫っていた
私たちの学校は文化祭の前日と前々日は授業を行わずただ文化祭の準備だったり前夜祭が行われたり
するらしいが私たちにそんな余裕がない
「と言う訳なので、文化祭の前々日と前日と前夜祭は我々アイドル部はひたすら準備することに
決定いたしました！」
私が高らかに宣言すると明らかに全体がどよーんと淀んでいるように見えた
「なんでそんなに淀んでるん？」
伏「こんなこと言いたくないけどさ、淀むよ」
小「そうそう、前夜祭楽しみにしてたんだけどなぁ〜」
青「小学校の頃からの憧れだったんだもん」
「前夜祭がぁ」
原「そっかAは外部組だから知らないかもだけどこの前夜祭は結構楽しいって小学校にいる時
から聞いててさそれに参加できないってのは結構つらいらしいからね、芽以もダメージ追ってるし」
藪「やめてくれ、これ以上言われると辛くなる」
この皆のしょんぼり具合に流石に決まづくなった
「じゃ、じゃあならさ、前夜祭だけは見ない？それまでは全力でやってさ」
伏「いいの？A」
「流石に、そこまでしょんぼりされるとなんか申し訳ないっていうかそんなに楽しみにしとるんなら
それぐらいは良いんじゃないの？これから死ぬ気で準備すればいいだけだし」
小「死ぬ気はやれないけどまぁ前夜祭が見れるんなら頑張るか〜」
「その意気だよ！」
藪「頑張れるかも」
「じゃあ！これから頑張ろう！」
なんて言ってとりあえず話し合いは終わった
そこから楽器の練習をしてもう一度一通り演奏をしてからとりあえず今準備できるものを準備した
明日は明日で予定が入っているわけだからとりあえず今日は解散することになった
帰り1人で帰っている時、もしこれで運命の王子様と巡り合えたらななんて考えちゃったから
顔を叩いて立漕ぎで家まで帰った
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作者名：リンさん | 作成日時：2021年12月7日 1時
