アイドル部！２ (ページ37)

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尋問ページ37

月曜日になってあんまりみんなから尋問がないからすっかり安心しきっていた

そんな私を殴りたかった、放課後になって部室に集まったとたんに私のところに来て

藪「それで土曜日残って顧問に何言われてたのさ！」

「いやぁ～」

原「忘れた！なんて言わせないからね」

「ですよね～」

苦笑いをしたが解放してくれるわけがなくまるで刑事ドラマでありそうな取調室に刑事が犯人を

取り調べしているさまだった

「で、でも！加奈は納得してくれたよ」

私がそう言うと加奈はぎょっとした顔をして私の方を見てきた

二人は加奈の方を振り向いて加奈の方を駆け寄って今度は加奈を尋問し始めた

原「どー言う事ですかね？副部長さん」

藪「あんたが一番疑ってるからAにラインするって言ってたじゃないのよ！」

藪「何納得してくれてんのよ！」

原「だから何にも言わなかったってこと？あんたは本当にAに弱いんだから」

加奈があの二人に尋問されているところをのんきに見ているとそんな視線に気づいたのか

伏「だって！だって！！Aがまだ言えないって言うんだもん！そんなのしょうがないじゃん

絶対に言わないんだもん」

わたしに向かって行ったから二人はまた私の前に来た

原「私は芽以とは違ってやさしいからさ、本当のところは正直言うと別にいいのよ

Aが言いたくないのならね」

藪「ちょっと！澪、それじゃあまるで私だけ悪者じゃないの」

原「そうはいってないけど」

藪「私が言いのはね」

「アイドル部内での秘密は無しにしたいってことでしょ」

藪「そこまでは言わないけど、あの顧問があんな真剣な顔をして部長のあんただけに言うだなんて

よほどの事だって私だってわかってるのよ、でもA一人抱え込むのは違うでしょってことよ」

芽以の言ったことは十分すぎるくらいに分かった、だって私が逆の立場だったら

気になってしょうがないけれどこれは今皆に言えるものではない

「芽以の言い分も分かるよ、私も逆の立場やったらめっちゃ聞いてると思うし......」

藪「なら！」

「でも、こればっかりは言えへんわ、芽以や澪から滅茶苦茶に尋問されたとしても」

藪「そんなの」

原「芽以、ここまでAが言わへんのにも何かしらの理由はあるかもしれないから今は聞くのを

やめようよ、もしかしたら言ってくれるかもしれないから」

伏「そうだよ」

藪「......腑に落ちないけどここまで言わないならわかったよ」