酔っちゃった / 桃バージョン （リク） ページ8
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今日は地方ロケがあるからと数人お泊まりでのお仕事、残る人は帰りが遅くなると言われていたので、珍しく夕飯を作らなくて良い日になった。
いつもは美味しいと褒めてくれる人達のために料理を作っていたけど、それがないと途端にやる気というのは無くなるものね。
「枝豆に、キムチ奴…でいいか」
ある物で簡単に晩酌のおつまみを用意して、リビングで一人ビールを呑む女。
なにか面白い番組してないかなー？
この時間っていつも誰かと食卓にいることが多いから、どんな番組をしているか知らない。
リモコンを手に持った時、
「あー！！間に合わないっ！」
バタバタと玄関が開く音がしたと思ったら、その勢いのまま佐久間君がリビングに飛び込んできた。
「お願いそれ貸して！」
「うぇっ！？」
バッと持っていたリモコンを奪われて慣れた手付きでお目当てのチャンネルにセットすると、「っはあ〜」と大きな息を吐きながらソファの背もたれに腕を残して座り込んだ。
「佐久間君？」
ソファの後ろを見てみたら、ふにゃふにゃと笑った笑顔が「ただいま〜」ですって。可愛い。
「あれ？ Aさん一人でやんすか？」
「うん、佐久間君遅くなるんじゃなかったの？」
鞄を隣のソファに置いてから私の隣に座ると、枝豆をヒョイと食べる。
「こら手を洗ってきなさい」
「うっ、ごめーん。ご飯行く約束してたんだけど、急用でキャンセルになったから帰ってきたの」
「あ、じゃあご飯作ろうか？」
「んー、」
手を洗いに行くために立ち上がった佐久間君は考えた後に、
「軽くでいいや。佐久間も呑む！」
「え？ 呑めるの？」
「あんま呑まないけどね。たまには良いかなって」
家だから潰れてもなんとかなるっしょー！と、能天気なこと。
そのお世話をするのは、きっとわたしだ。
「「乾杯！！」」
私はビール、さっくんはチューハイ。
一人なら缶のままだけど、二人でってなったらちょっと良くしてグラスにそそいでみましたよ。
「んー！ 働いた後の酒はきっくねー！！」
一気に半分くらい呑むと、くぅーっ！と歯を食いしばる。
すると直ぐにグラスの持つ手と、首筋から徐々に赤くなっていく彼。
「佐久間君って、すぐ赤くなるね」
「んぁ？ うん、敏感なのか何でも反応すんだよねえ」
スルスルと頬を撫でる指先はもう真っ赤だ。
でも色が白いから、逆にそれが綺麗にも見えた。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
