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気持ち良く酔えているうちに眠った方が目覚めがきっと良いから。
言い聞かせるように頭を撫で続けていたら、膝がガクンと折れて蓮君の足の上に座るような格好になっていた。
見下ろしていた端正な顔を、今度は見上げる形になって、え、あれ、どうして？て。
「おれね、今すっごく毎日たのしいんすよ…。しぇんぱいの背中見て、まなぶこともいっぱいあってぇ」
「う、うん」
「れもね……グループの名に恥じねえようにしようとおもってたら…けっこう疲れちゃった」
そっか。毎日一人で長時間グループを背負って頑張ってるんだもんね。
ずっと気を張ってる状態だからこそ、家に帰る頃にはスイッチが切れちゃうんだろう。
「よしよし。ほんと頑張ってて偉いね」
「うぅぅ！ Aしゃーんっ」
「うひゃっ！？ ちょっ、擽ったいよ！」
首筋に顔を埋め、またグリグリされて短くなった髪先が首筋や頬を刺激してくるから擽ったくて身を捩る。
下ろしてほしいのにガッチリと抱き締められてるから、逃げる事も不可能だった。
「あー、なんか幸せっす」
「…そう？」
「うん、女の人って柔らかくていいね」
私は逆にゴツゴツしてて、ちょっと痛いです。
「ふぁあ、ねむ……」
「え？ ちょっと？ このまま寝るのはちょっと…」
「ぐぅぅ」
ちょっとぉぉぉっ！？
抱き枕よろしくギュッとしてくれてますけど、私は寝れないわよ？
ど、どうしよ？
「なあにやってんのよ？」
水を飲みに下りてきたらしい辰哉君。
「あ、どうも。れ、蓮君寝ちゃって…」
「どうやったらこの体勢で寝れるの？」
「さあ？」
背もたれ側から覗き込んできた辰哉君は、私を見てニヤリと笑った。
「イケメンに抱かれてドキドキしてたりして？ 笑」
「うっ、それは…ないとは言えません
」
だってこんな状況でドキドキしなかったら、私は女じゃないと思う。
誰だって好き嫌い関係なく、こんなイケメンに抱き枕にされたらドキドキしちゃうでしょ？ ね、するよね？
「ふうん」
「？」
無言でじっと見下ろされて、首を傾げたらペシッとデコピンされた。
「なんかムカついた」
「ええ？」
「助けてやんない。朝までそうしてな」
「ええええ！？」
無理！ こんな体勢、絶対翌朝コチコチになっちゃう！
「た、辰哉君！！」
「知りませーん」
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酔っちゃった / 桃バージョン （リク）→←酔っちゃった / 黒バージョン （リク）
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
