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ひーくんに、キスをされた。
しかもそれを辰哉くんに見られた。
あのキスの意味も分からないし、どうして自分が泣いたのかも分からない。
そりゃあなんでキスしたの？とは思うけど、それくらいで泣ける程、私はそんなに乙女じゃない。
そして私を見る辰哉くんの方が何故か泣きそうな表情をしていて、ひーくんは辰哉くんに連れて行かれるまでずっと目が合わなかった。
どれくらい時間が経ったのか、ガチャと玄関の方から音がして顔を覗かせると、
佐「あ！ Aさーん、ただいまー！」
向「メリークリスマスやで！！」
一番賑やかな二人が帰ってきて、康二くんは白い箱を顔の前にドドーンと突き出す。
パタパタと近寄って「なに？」と聞くと。
二人はニッと顔を合わせてから私を見て言った。
「「クリスマスケーキに決まってるじゃん(やろ)！！」」
「え！ 買ってきてくれたの？」
向「おん！遅くまでやってるケーキ屋あってな！いっちゃんデカいのしたから皆の分もあるわ」
佐「皆もそろそろ帰ってくるって言ってたでやんすよー。て、そういうや、ふっかと照先に帰ってねぇ？」
三人で話しながらキッチンへ移動して、二人が仲良く手を洗ってるのを見ながらケーキの入った箱を開けた。
「うわぁ！綺麗！食べるの勿体ないね。 二人なら、二階にいるよ」
平然を装って答えた。だから、特に何もツッコまれる事はなかったけど、なんとなく佐久間くんの視線は痛いな。
いつもふざけているけど、よく周りを見ている人だから何か知ってるのかな。
向「ええやろ？ 勿体ないけど、ケーキさんも食われるんが仕事やからなぁ。美味しくいただきましょ！」
「ふふ、そうですね」
そうこうしてるうちに次から次へと帰ってきて、一人寂しく過ごすと思っていたクリスマスイブの夜は終わる前にリビングに全員が揃う奇跡が起きた。
深「おー！すっげぇケーキ！え、誰買ってきたの？」
向「俺や俺」
深「たまには気が利くじゃん！よくやった！」
向「たまにはってなんやねん！いつもやろ！」
阿「はいはい！仲良くしようね」
宮「俺がケーキ切るよ」
渡「俺、そこ食べたい」
目「じゃあ俺はそこ」
佐「佐久間さんいちごー！！」
全員揃うと本当に賑やかで、だけど浮いてしまってる彼。
「ひーくんは、このチョコのとこでしょ？」
岩「……うん」
態度が変わらない辰哉くんに、明らかに変わってしまったひーくん。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
