2 （黄） ページ37
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ジム帰り、たまたま見かけたAさんに声をかけて、大量の荷物を持っていたから何かと聞けばクリスマスの飾りだって。
結構さっぱりした性格だから、こんなことしないかと思ってたけど、やっぱりAさんも楽しみなのかなって。
だけど何かを思い出しかのように上げた声に、俺はビビっちゃってちょっと恥ずかしい。
ダメなんだって、急な声とか音とかって。
「私、当たり前にクリスマスみんな居ると思ってたけど、お仕事だよね？」
「……あー、うん、仕事だな」
確か歌番組の収録が朝から入ってる。
クリスマス当日に放送されるやつじゃなくて、正月明けのやつだけど。
んでその後は、皆それぞれ予定ある奴もいればない奴も居て。
俺の中でふと浮かんだ顔は ふっか だった。
ふっかは、なんか予定あったっけ？
もしかして最近仲良さげだからAさんはふっかと過ごしたいとか思う？
そう思ったら、胸がギュンて痛くなって。
気づいたらAさんの手を握ってた。
ちぃせえなぁ。
あったけえなぁ。
この感情が何かなんて分かってんだ。
でもそれをハッキリと認めてしまっていいのかって思ってる俺もいた。
アイドルとしてやっとデビューできて、俺たちはこれからなんだ。
これからって時に、一人の女を好きになってる場合じゃねえって。
でも抑えられたら、きっとそれは好きってことじゃねえと思う。
気持ちが抑えられなくなる。
だから今俺はふっかの顔を思い出して不安になって焦ってるんだ。
「俺は、Aと二人が良いんだけど」
ここぞと言う時には"さん"を外してみる事にした。
ちょっとずつ、ちょっとずつだけど俺の事意識しねえかなって。
そしたらほら、ほんのり顔を染めた。
「考えといて？」
そう言えば一応頷いてくれたけど、家に帰って部屋に戻った俺は結構キてるもんがある。
「照ぅ、佐久間さんそろそろアニメ観ていい？」
自分の部屋へ行くより先に、佐久間の部屋のドアを開けてソファにドカって座って佐久間お気に入りの女の子のデカいクッションを抱えて顔を埋めた。
「ダメ。俺、もう抑え効かねえかも」
「…Aさん？」
「ん。好きだわ」
「そっかー、なんかそうかなとは思ってたけどねぇ」
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
