日向ぼっこ ページ25
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日曜日、この日家に居たのはひーくんのみで、朝ご飯を食べてからいつの間にか消えていた。
せっかくのお休みだしお出かけしたのだろうと思って私は日々の家事を淡々とこなす。
「んー！今日もいい天気だなぁ」
頬を撫でる風は冷たくても、雲ひとつない青空のおかげでポカポカと気持ちいい。
こんな日はお庭でランチも良いよね。
なんて思うけど独りでランチするのも寂しくて、結局は紅茶とクッキーを持って庭に敷いたチェック柄のレジャーシートの上でのんびり過ごしていた。
「美味そう」
「ひゃっ！ ひ、ひーくん！？」
「ただいまー。ね、それ一個ちょうだい？」
それと私の持っていたクッキーを指している。
というかジャージ？
「もしかして走りに行ってたの？ あ、はいどうぞ」
大きく口を開けて待ってるから、摘んでいたクッキーをお口へ運んであげた。
するとへにゃっと目尻に皺を作って美味しいと笑顔を浮かべてて、その顔が可愛いんだよね。
「うん。途中道に迷って、三時間も走ってたわ…。ん、うまっ！これ手作り？」
「うわ〜お疲れさま。 そうよ、いっぱいあるからもっと食べてね！」
「あんがと。じゃあ、ちょっとシャワー浴びてくるわ」
そう言って背中を向けたひーくんは、敷地内に入ったからかジャージを脱いで上半身を惜しげも無く見せびらかせる。
そしてそのままその場所で腕立てを始めたけど、シャワー行くんじゃなかったの？
.
あー風が気持ちいい。
ポカポカのお日様も気持ちいい。
誰もいないし、寝転がってもいいよねって大の字になった。
「Aさーん、俺も隣良い？」
「んー？ はは、狭いけどどーぞ」
うとうとしかけていた瞼を持ち上げたら、上から覗き込んできたひーくん。
あ、前髪下りてる。
シャワー浴びてきたばかりだからか、ほんのり頬が赤い。
「いい匂いする〜」
「ん？ 俺？」
隣り座ったひーくんから石鹸の良い香りがして、クスクス笑っていればまたしても顔に影がかかって目を開けた。
「男の人が良い匂いするって、ひーくんたちに出会ったから知ったよ(笑)」
「そう？ Aさん、誰の匂いが好きとかあんの」
「えー、誰のって…」
みんな良い匂いだしなぁ。
香水もそうだし、メンバーの数人は柔軟剤に拘ってる人もいてたまにその柔軟剤使わせてもらったりするんだよね。
あ、ちゃんと許可は得ますよ？
.
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
