酔っちゃった / 緑バージョン （リク） ページ21
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あれ？ リビングの電気消し忘れたかな。
喉が乾いたからお水を飲もうと一階へ下りていくと、ほんのりと淡いオレンジの灯りが廊下に漏れている。
ん？
「阿部ちゃん？」
「んー？ あはっ、Aさんだぁ」
声をかけるとくるりと振り返ってソファの背に腕を乗せた阿部ちゃんの顔が赤い。
「呑んでるの？」
「んふふ、ちょっとねぇ。そだ、Aさんも一緒にどう？」
お水を飲みにきただけだけど、ちょっとだけ付き合おうかな。
「こっちこっち！」と、両手を上下させる仕草が可愛いなぁ。
は！これか、あざといと言われるやつは？
ぽすっと座れば、入れ替わりで立ち上がってしまった阿部ちゃんがキッチンへ走る。
そして戻ってきた手の中にはビール。
「はい、どーぞ！」
右手に持ったビールを私へ、左手に持った缶チューハイは自分用らしい。
「ありがとう」と、受け取った私に気分を良くしたのか阿部ちゃんは「ふふふ」と含み笑いながらソファに腰を落とす。
しかもえらく近い距離だわ。
「阿部ちゃん、結構呑んでるの？」
「んー、これ四本目ぇ？」
「おお」
あまり呑むところは見ない彼だから、たぶん予想ではそんなに強くないはず。
だけど自分で制御はきっと出来るだろうから、まだ限界って事ではないんだろうけど……
「なにかあったの？」
「ふふふ、クイズ番組でね……あまりにも解けなさすぎて…悔しかったというかね」
口元は笑みを浮かべていても、眉は下がり瞬きの回数も増える。
「そっ、か……」
「Aさーん、俺ってまだまだだよー」
グビっとチューハイを呑んで、炭酸がキツかったのか一瞬顔を顰めた。
そしてふぅ〜と息を吐いたまま私の肩にコテっと頭を乗せる。
「おや？」
「ふふ、佐久間みたーい」
「佐久間くん？ 移ったかな」
皆と居る時間が増えた事で、それぞれの口癖が移ることも有り得るから。
「にゃはは〜て、あの笑い声聞いたら俺安心するんだ」
「あ〜分かるかも。佐久間くん、呼んで来ようか？」
此処に来る時、部屋の前を通ったら微かにテレビの音が漏れていたから多分まだ起きてるんじゃないかな？
「いいよ。アニメ見ながら寝落ちしてると思うし」
それもそうか。
それにこちらも半分うとうとしてるし。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
