冬の日のひと時を ページ17
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「こんにちは！」と、庭掃除をしていたら声をかけられた。
振り返ると胸。
ぐいーんと顔をあげてようやく「えへへ」と可愛く笑うラウール君だと分かった。
「今日はどうしたの？」
「えっとね、もうすぐめめが仕事終わるから此処で待ってようと思って」
「そうなんだね。好きなだけゆっくり待ってていいよ」
「ありがとー！」
クッキー食べるかなってお皿に盛り付けてオレンジジュースと共に持っていくと、ソファに座っていた大きなテディベアを膝に抱えて座るラウール君。
あら可愛い。
「目黒君とは何処かへ行くの？」
「えっとねぇ。服を買いに連れて行ってくれるんだ。まだ冬服買ってないんだよね」
「良いね。私もアウター欲しいかも」
庭掃除しててそろそろ寒いなぁって感じてるんだよね。
去年のがあるけど、新しいのも欲しいし。
「あ、じゃあ一緒に買いにいく？」
ラウール君、テディベアちゃんがぎゅっとされすぎて苦しそうよ。(笑)
「んー、でもせっかく二人で行く約束したんでしょ？ 私は夕飯の支度もあるから二人で楽しんでおいで」
「ええー、じゃあ今度は一緒に行こ？」
「うん」
ふふ、こんな可愛い弟がいたら毎日楽しいだろうな。
それから一時間ほど待って目黒君が帰ってくると、ラウール君と同じような事を言われたけど「またね」と約束をして二人を見送った。
「あ、醤油買い忘れてた」
しまった。今日は煮込み料理だから、あのお店のお醤油が良いんだけど。
「でな、佐久間がホントやばいんだって！」
「佐久間は常にやばいだろー。あ、Aさんどうかしたの？」
佐久間くんがどうしたのかも気になるけど、キッチンにやって来た辰哉くんとひーくんに苦笑いで説明する。
「醤油？ なら買いに行く？ 俺運転すっけど」
「いや、俺が行ってこよっか？」
「ええ、悪いよ。せっかくのお休みでしょ」
遠慮していれば遠慮するなと二人が寄ってきて、
「俺、ちょうど本屋行きたかったし」
「じゃあ、照が買ってきてくれたらいーじゃん！」
「あ？ なんでだよ」
「だってAさんは支度しなきゃダメだもんねー？」
「だったらふっか行けよ。さっきお前行くつったじゃん」
「運転できないし」
「「………」」
え、どうしたの二人とも。
何故か目の前に火花がバチバチしている気がするけど、これは錯覚だろうか。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
