6話 ページ6
──…『……はぁ……』
……来てしまった……。
まぁ、今ならまだ部員もそんな来てないだろうし
『ちゃちゃっと中にいる人に挨拶してウシワカが来る前に帰っていいかな』
「いや、ダメに決まってんだろ」
呆れたようにそう言う英太
何でだよ!!
『ハァ…)そういえば英太って、ポジションどこなの?』
「え?セッターだけど」
『……え……』
思わず一瞬、全身の動きを止めてしまった
「!!…あ、あー、と言っても俺は、正セッターじゃねぇ。試合には、ピンチサーバーとしてよく出てる」
何を思ったのか、少し慌てたように言葉を付け足す英太
…しまった、動揺したのバレたか
いや、バレたところでどうしてそんな慌てているのか分からないが
『……って、え?正セッターじゃないの?じゃあ…』
てっきり、英太はレギュラーだと思っていた
学年がどうこうとかじゃなくて、これだけ身体能力が高ければ、そうであっても不思議ではないだろう
「あぁ。白鳥沢の正セッターは……、って、もう来てるな。お──い白布!ちょっとこっち来い!」
英太は体育館の中に入ってそう叫んだ
私も恐る恐る中へと入る
英太の後ろに隠れ、少しだけ顔を出す
しらぶ……、白布……?と呼ばれたであろう人が、こちらへと向かってくる
──…正セッター……、……セッター、か……。
詳しくは言えないが、そう聞くとやっぱり少しは抵抗がある
英太はまぁ、良い奴だって分かってるけどさ…、英太を押し退けて、現白鳥沢学園男子バレー部の正セッターにいる人…、凄い、ガラにもなくビビってるわ。
もう目の前まで来ているのだろう。足音が止まった。
「A、前出ろって」
『……うん』
私は英太の横に立ち、前方へと目をやった
「!…男子バレー部二年の、白布賢二郎です。セッターをやっています。
牛島さんが言っていた、マネージャー候補の方ですよね…?よろしくお願いします」
そう言って、律儀にお辞儀をする白布賢二郎と名乗った彼
『……………は』
え、待って可愛すぎ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
白布賢二郎
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クッキー(プロフ) - Ruuさん» 白布「別に、そんなんじゃないです。…ただ、貴方に、笑っていてほしかったから。まさか、それで貴方を泣かせることになるなんて思いませんでしたけど(苦笑)良ければ、これからも応援してくださいね」 (2019年10月10日 19時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - ああああああああああ(泣)白布ううううううう!なんていい子なのおおお(泣) すっごく面白いです!応援してます! (2019年10月5日 0時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - 芋しらすさん» コメントありがとうございます!!えっ、えっ、ホントですか!?!?メッチャクチャ嬉しいですありがとうございます…!!!不定期更新ですがこれからも頑張りますね!!(´▽`*) (2019年9月30日 20時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
芋しらす(プロフ) - んむむむむ、ここ最近のお話グッときます…!!耐えきれずコメントしてしまいました!いつも素晴らしい物語ありがとうございます!!!! (2019年9月29日 22時) (レス) id: b9b863a6dd (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - あずきさん» あああああああああああああありがとうございます!!!!!!!!!!その言葉で頑張れます!!!!色々と気まぐれな作品ですが、応援よろしくお願いします…!! (2019年8月27日 21時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2019年8月1日 7時