え、待って可愛すぎ【白布賢二郎】

43話 ページ43

貴方SIDE




あーあーホンッッットに……、





「──余計なことは考えなくていいです。俺のトスに合わせようと頭を働かせることもしなくていい。
自由に動いてください。

貴方のバレーを、してください」





敵わないなぁ……。




完璧だよ。






『そんなこと言われたら、太刀打ち出来ないじゃんか』





私に拒否権を与えさせないようにすることも






『…私のバレー…か。

正直、そういうの良く分からないんだけど…、分かった。やってみるよ』





『──…今ちょっとだけ、楽しみだ』






…私の心を、動かすことも






この試合が始まった時点で、私の負けは決定していたのかもしれないな





(バレーをしていて楽しかったのは…、中学の時の、最初の方くらいまで)




二年・三年と上がってからは、試合でワンパターンな攻撃ばかりをしていた

…というより、それしか出来なかった





練習では、同級生に手伝ってもらって、多種多様な攻撃の特訓も行っていた





……結局、それが活かされたことは、ほとんどなかったけど





(自由に……ね)





今まで全くそんな環境にいなかった分、いざそうするとなると、どうしていいのかちょっと分からないな






(……あぁ……、



──ワクワクする)






ウシワカに練習試合を見に来いと言われたあの時とは、全然違う

これが本当の武者震いか





そう思いながら、私は先程までのオーバーハンドサーブではなく、






ジャンプサーブを、してみせた

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

白布賢二郎

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