え、待ってカッコ良すぎ【白布賢二郎】 (ページ7)

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57話ページ7

『……あのさ、ずっと聞きたかったんだけど……』

「何だ」

『……牛島も、誰でもいいんだけど、他の人も、私にバレーを楽しませたいが為に、ずっと私を誘ってくれてたんだよね……？』

「あぁ」

…それは…──

『それは…、何で？どうしてそこまでしたの？』

単純に、純粋に、疑問なんだ

こんなことをこいつに聞くのは、何だか物凄く恥ずかしいけれど

「他の奴等は知らん。……俺も、良く分からない」

『……へ？』

…わ、分からない…？ここまでのことをしておいて…？

やっぱこいつ、天然だな

私が呆然としていると

「……分からない……が、何故かお前のことは、放っておけない。笑顔を見たいと思う。

おかしな話だな」

牛島は微笑んで、そんな言葉を続けたんだ

『…っは！？』

私は思わず狼狽えてしまう

焦って彼から視線を逸らした

っ…、こいつ…、天然も大概にしろよ…ｯ！！

『自分が何言ってるのか分かってる…？』

「？あぁ、勿論だ。自分でも、良く分からないことを言っていると思うが…、
お前と話をするのは、落ち着く」

『っ…～～～』

だからさぁ～～～…ｯ！？

ハァ…、こいつに何を言っても無駄か

素面でこれ言えんの凄いわ

というか、そんな風に思ってたのかよ…

『はぁあ～～～…』

…ホント、敵いそうにない