え、待ってカッコ良すぎ【白布賢二郎】

83話 ページ33

──…『いやぁ〜すみません皆さん！お待たせしました！！』





颯爽とバスに乗り込んできた私と牛島に、監督・コーチを含めた皆の視線が集中する




うひゃぁあ〜〜怖い怖い、うちのバレー部怖い(今更)






「やっと来たか、さっさと座れ」




『はっ…！はいぃ！』






監督の声に、思わず背筋がピンとなる

牛島はいつの間にか天童の隣に座っていた



やばいやばい、私も早く座らなければ！






……って、ん……？








…おぉ〜〜いちょっと待てぇい？






見ると、ほとんどの部員が1人で座っていて、隣に荷物を置いている状態だった



いやいやいや座れないだろうがｯ！？






どうしたお前等！？朝来る時はこんな感じじゃなかっただろ！？？









(………)








…まぁ、みんな疲れてるしな…、これが普通、なのか…？




いやそれにしても一席は残してほしかった…、しゃあない補助席に……、……ん……？








(……あ)







皆が荷物を置いている中、一つだけ、何も置いていない空白の席が









(……白布君)









「………」









……ね、寝てる……？






膝の上に乗せているエナメルを抱き締めながら目を瞑り、静かに寝息を立てている白布君


いや、可愛すぎな？







(……頑張ってたしなぁ……)







私は白布君を起こさないように、静かに彼の隣に腰かけた






すると、止まっていたバスが動き出し、その反動で彼の頭が私の肩に乗ってきた

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

白布賢二郎

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