54話 ページ4
──…『英太、おはよう』
「お〜、おはよう」
三対三をした、翌日
今日は珍しく朝練もなく、私はゆっくりと学校へ登校した
眠い…。
…にしても何か、実感ないな
私がまたバレーを、楽しめるようになったなんて
まぁそれはそれとして
『痛──ッ!!』
思わず肩を抑える
ただでさえ歩いてくるのも大変だったのに…。
「ははっ、筋肉痛か?」
『完全にね…。ブランクやっぱキツイ…。運動量が違いすぎるし…』
筋肉痛とか、何時ぶりだろうか
「けど、いきなり始めたのに、メチャクチャ動けてたよな。お前がすげぇのは知ってたけど、あそこまでだとは思わなかったわ」
英太がしみじみとそう言う
まぁ、公式戦では出来なかったこと、沢山あったからね
『そう言う英太だって!実際に受けたらサーブ見た目以上に強烈だったし、咄嗟のトス回しもメチャクチャ上手だったよ!!凄いじゃん!』
私がそう言うと、英太は視線を逸らして、自身の頬を掻いた
「あー……、……サンキュー」
…っあ、これ照れてるな。絶対に照れてるな。可愛い奴め。
『はぁ〜〜〜…、それにしても、何かとお前等は、私をバレーに引きずり込ませようとしてたよな』
真っ先に私をマネージャーに誘ってきた英太
一番最初にそれを言い出した牛島
最終的に引き入れるカギとなって、今回の試合も引き起こした白布君
ホントに、白鳥沢学園男子バレー部は末恐ろしいよ
『良くめげずに誘ってきたもんだ。諦めようとか思わなかったの?』
「そんなわけないだろ。
そりゃあ……」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
白布賢二郎
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作者名:桜 | 作成日時:2019年10月10日 19時