31話 ページ31
『……………へっ？』
つい、間抜けな声を発した
っえ、え？
今この人……、何したの…？
突然のことに、頭が付いて行かない
「…君はもう少し、自覚した方がいいよ。自分が愛されてることを」
顔を上げて、少し意地の悪い表情でそんなことを言う彼
益々、状況についていけなくなる
意味が分からない
この人は、何を思って、こんなことを……？
頭では冷静にそんなことを考える反面、私の頬は蒸気していくばかりだ
こんなこと、今までされたこともない
ましてや、あの九条天に
嫌いな相手にこんなことをするなんて、やはりこの人はどうかしている
…それに、言っている意味も良く分からない
というか、話が逸れているような気がする
『っ……良く、分からないですけど……、アイドルと言えど、気のない相手にここまでするものじゃないですよ。ましてや私もアイドルですし』
恥ずかしくて、彼から視線を逸らしながら意見を言った
この人は、こんなやり方でファンをオトしていっているのだろうか
けれど彼は、「…は？」と素っ頓狂な声を出した
すると今度は、逸らしていた私の視線を彼の方へ向けさせる
「…僕は気のない相手に、こんなことしないけど」
次は私が素っ頓狂な声を出す番だ
え、え…？この人、私のことからかってる…？？
「ファンにも流石に、こんなことするわけないでしょ。……君にだけだよ」
待ってほしい
状況が呑み込めない
急展開すぎて私の頭は今にも破裂しそうだ
…いや、そんなわけがない
分かっているのに、彼の真剣な眼を見て思わず息を呑んだ
『……ｯ……』
私はつい、衝動的に、彼の腕を振り払ってその場から逃げ出してしまった
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- 健康運: ★★★★★
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3（和泉三月）
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クッキー(プロフ) - 星矢さん» ハッハッハッ！！どうにかなってしまぇぇえええええええええ！！！！！)))頑張ってください(*´ω｀*)←私も頑張りますね〜！当分更新できないと思うけど！！(^▽^;)← (2019年2月28日 17時) (
レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
星矢(プロフ) - クッキーさん» うへぇ…もう褒められすぎてどうにかなりそうです…めっちゃありがとうございます…()これからも頑張らせて頂きます…もう感謝しかない(( (2019年2月27日 17時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - 星矢さん» いやいやいや！ホンッッットに面白かったです！！本気の小説って感じで、ただの文章なのに物凄く笑えて…！「この人凄いなぁ…！」って思いましたもん！！私なんかが言うなって感じかもですが自信持ってください！あっ、もちろん高評価してきましたよ( ´∀｀)bｸﾞｯ! (2019年2月27日 17時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
星矢(プロフ) - クッキーさん» うぇぇ？！読んで下さったんですか？！！なんかもう、ありがとうございます…！！なんかあんなんでごめんなさいって感じで…更新楽しみにしてますすすす(( (2019年2月26日 22時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - 星矢さん» コメントありがとうございます！失礼ながら、小説読ませていただきました！いや、マジでメッチャクチャ面白いですね！！文才がありすぎて「はぁ〜〜…！」ってなりました！(笑)最高です！小説好きって言っていただけて物凄く嬉しいです(´▽｀*)楽しみにしててください！ (2019年2月26日 21時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2019年2月14日 21時
