変人とは「普通じゃない人」のことをいうpart3【山田三郎】

118話 ページ18

「はぁ……、ホントにお前は……」



『先生、そんなに溜息ついてたら幸せが逃げちゃいまっせ。さあ息を！早く息を吸って！！』



「誰のせいだと思ってんだ」





先生、真顔で言わんといて…、悪かったって…。





「ﾌｩ…)まあいい。お前も今日中に宿題を終わらせること。量自体少ないんだからいけるだろ。くれぐれも、逃げんなよ…？」





先生…、お顔が、怖いですよ…？(汗



ズッキー、怒ると怖いんだよなぁ…






……だけど、まぁ……、





「さてと。これ以上授業時間減らすわけにはいかねぇし、他の奴等も待たせてるから、さっさと教室戻るぞ」




そう言って、教室に入ろうとドアを開けようとするズッキー



私はそんなズッキーの腕を軽く掴んで、それを阻止した





「？おい、A……？」






不思議そうな顔をするズッキー






『……ありがとう！こんな風にみんなと同じように叱ってくれるの、ズッキーだけだよ！

……ありがとう。好きだよ、鈴木先生』





私が笑ってそう言うと、ズッキーは驚いたように目を見開かせた




…そして、優しく微笑んだ






「…そうかよ。どういたしまして」





これまでも今までも、どれだけの大事を起こしても、優秀だからという理由で、そこまで酷い処罰を受けたことはない。
ましてや、宿題とか些細なことだったら、天才だからやる必要もないだろうと言われ、普通にみんなと同じように、怒られたことはない





……ズッキーただ一人を除いて






一年の時担任になって、この先生は他のセンコウと違うと分かった




だから私は、ズッキーとはずっと仲が良いんだよね





ダメなことはダメだって、ちゃんと叱ってくれた




当たり前のことかもしれないけど、そのことが私にとっては、凄く嬉しかったっけな






『──じゃあ先生！早く教室戻りましょっか！(ﾆｯ』

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田三郎

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