変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

38話 ページ38

──…「……え、Aさん……、こんにちは」




『やっほー三郎くん！』





良かった良かった。うつってなかった。






『これ、ありがとね！そして昨日はほんっっっとにありがとう！！君は私の命の恩人だ！』



「それは大げさかと……、でも、わざわざありがとうございます」





……何だろう？何か三郎くん、ちょっと様子がおかしいような気がするな……、

やっぱりうつってるのか……？






『三郎くん、体調とか大丈夫かい？』




「……っえ。だ、大丈夫ですよ！どこか変ですか？」




『ん〜〜〜…何となくね。まぁ何にもないんならいいや！




……っあ、そうそう』





私は彼の耳元に口を近づけ、小さな声で言う







『…昨日のことは、なるべく内密でお願いします♪』




「っ……！！」





別にいいんだけど、流石にちょっと気恥ずかしいからね






「…っわ、分かりました……」






そう言う三郎くんの顔は、やっぱり赤い





え、ほ、ホントに大丈夫……？汗)……まぁ、可愛いからいいか






『そうだ三郎くん！何かしてほしいこと言ってよ。お姉さん、何でも聞いてあげちゃう☆』





「…！？えっ！？い、いや、結構です…！」




『そうは言われてもね〜、あれだけのことをしてもらったのにお礼が何もないっていうのは、私が許せないからね〜』





「っ…………」








暫く躊躇していた三郎くんだが、全くひかない私に観念したのか、溜息を吐いた



そして、顔を俯かせて、私の服の袖を引く








「っ……そ、傍にいてください……、それだけでいいです」






『……っえ、』









……ホントにそれだけでいいの！？

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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