幼なじみズ ページ8
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ご飯を食べ終えて、各々自分の部屋に戻って行ったので私は溜まった洗濯物を干したり、食器を洗っていた。すると、家のドアが開く音がしてミンギュが帰ってきたことが分かった。
『ミンギュおかえり』
MG「あれ、A？まだ起きてたの？」
『うん、片付けしなきゃ』
MG「俺も手伝うよ」
『いいよ、疲れてるでしょ？シャワー浴びてきなよ。それか、ご飯あるけど先に食べる？』
MG「………お前、いい嫁になるよ」
『急に何？ㅋㅋㅋㅋ』
MG「先にご飯食べる」
『そう。温めるからちょっと待ってて。』
数時間前に作ったご飯を温め、その間に洗剤の泡がついた食器を全て洗っておいた。お箸と水を出して、温まったご飯をテーブルに出した。
MG「ありがとう」
『はーい、今日もお疲れ様』
MG「仕事帰りのA、癒しすぎるんだけど」
『何言ってんの』
MG「ヤーマジで……明日休み？」
『休みだよ』
MG「俺も休みだから一緒にお酒飲もうよ」
『しょうがないなー』
そう言って、冷蔵庫にあるお酒を出して、おつまみにするめも出した。
ミンギュとは親同士が仲良くて、誕生日が一日違いなんだけど同じ病院で生まれた。それから物心ついた頃には既にどんな時も一緒で、学校もずっと一緒。私がアイドルになりたいと事務所に入ると、ミンギュも追いかけるように入ってきた。誰より長い付き合いの人。
MG「……Aってさ、今好きなやつとかいんの？」
『いないよ』
MG「そっか」
『ミンギュこそいないのー？ヨジャドルの可愛い子によく声掛けられてるじゃん』
MG「俺は……いるよ、好きな子」
『そうなの？』
MG「うん。でも相手は俺のこと男として見てないんだよ。」
『そんなの言わなきゃ分かんないじゃん。ミンギュかっこいいんだし。』
MG「え、」
『ん？』
MG「あ、いや……Aにかっこいいとか初めて言われたから」
『そうだっけ？』
MG「そうだよ。酒入んなきゃ素直にならないんだから。」
ここだけの話、私はミンギュと練習生の頃に付き合っていたのだ。知っているのはあの頃よくしてくれていたスンチョリオッパとかウジオッパあたりだろうか。デビューが決まってから別れたんだけどね。
でも、別れても昔のように幼なじみとして話せてるからあの思い出も悪くないと思っている。
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リリィ - 面白そうな展開だったので続きを楽しみにしています (2月29日 0時) (
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作者名：百合姫 | 作成日時：2024年2月20日 12時
