言えない秘密 ページ6
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CARATたちのこともメンバーのことも、本当に愛している。だけど、私には誰にも言えない秘密がある。
VN「ヌナ」
『ハンソラ、おいで』
VN「またスングァニの頭撫でてたでしょ」
『えー?しょうがないじゃん、スングァニは可愛いんだから』
VN「俺には全然触れてくれないのに?」
『………それは、ほら、あれだよ、』
VN「何?顔赤くしてるだけじゃ分からないよ」
『もー、ハンソリの意地悪。好きな人に触れるのはドキドキしちゃうでしょ』
VN「はは、可愛い」
『うるさい』
そう、私はメンバーであるハンソリとみんなに内緒で付き合っている。知っているのはマネオッパのみ。私たちのことを推している人も多いし公表してもいいんじゃないかとか、せめて信頼しているメンバーになら話したらどうかってオッパは言っていたけど、気を使われるのは嫌だし何より少なからず悲しむCARATがいるはずだから。
そもそも付き合ったのはハンソリからの告白だったけど、お互いの合意で秘密にしようって決めて始まったお付き合いだから。
VN「ねぇ、キスしてもいい?」
『………そういうのは聞かないでって、』
VN「聞かなかったら急にしないでって言うじゃん」
『う、それは恥ずかしいから………っん、』
VN「まだキスひとつで照れるの?可愛いね」
『ハンソラ、なんか今日意地悪………』
VN「可愛いからいじめたくなるんだよ」
そう言うやいなや、ベッドに押し倒してさっきのような触れるキスではなく、舌を絡める深いキスをしてきた。ダメなのに。部屋を出たらみんながいるのに。
VN「は……っ、ヌナ、その顔かわいすぎ、」
『………ハンソラ、もっと、』
VN「っヌナが煽ったんだからね、知らないから。」
その瞬間、
HS「A〜〜!!!!!」
『あ、』
VN「……チッ、」
『ごめん、ちょっと行ってくるから。』
VN「あーマジで……」
『なぁに、ホシオッパ〜』
14人全員で住んでいる宿舎では、こういうことが多々あるのだ。少し不機嫌になったハンソリを気にしつつも、今私の部屋に来られては困るので部屋を出てホシオッパの元へ向かった。
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リリィ - 面白そうな展開だったので続きを楽しみにしています (2月29日 0時) (レス) @page6 id: da37542565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合姫 | 作成日時:2024年2月20日 12時