恋愛相談 ページ14
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─────2022年
これはデビューから7年ほど経ったある日のこと。
VN「ヌナ、何作ってるの?」
『キムチチゲだよ。もうできるから少し待ってね』
VN「ここで見ててもいい?」
『別にいいけど楽しくないでしょㅋㅋ』
その日はたまたまみんな個人スケジュールだったり、ジムに行ってたりで家にハンソリと二人きりの日だった。
弟たちの中でも特に練習生の頃から私に懐いてくれてた子だし、二人でも苦じゃなかった。普段は大人しくてあまり発言しない子だし、年下に見えない時もよくあるけれど、私に所構わずついてくるところはやっぱり弟で可愛いと思っていた。
VN「ヌナはさ、その……好きな人とか、いるの?」
『カラットとメンバー』
VN「そういう好きじゃなくて」
『ふふ、分かってるよ。ちょっとからかっただけㅋㅋ好きな人か……デビューしてからは考えたこともなかったな』
VN「そっか」
『そんなこと聞いてくるってことはボノニはいるんだ?』
VN「………ヌナのことが好きだって言ったら、少しは俺のこと意識してくれる?」
『え?』
そこからだった、私は初めは本当にハンソリのことを弟だと思っていたのに。告白紛いなことをされ、毎日のようにアピールされて、恋愛経験がそこまでない私は意識せざるを得なかった。
メンバーにこんなこと相談できなくて、行き着いた先はTWICEのオンニ。
SN「どうしたの〜?Aから相談なんて珍しいじゃん?」
『サナオンニ助けてください……』
SN「なになに、恋愛相談とか?」
『………マジャ』
SN「え!?ついにAに彼氏!?」
『ちょっとオンニ、声が大きいですよ……!それにまだ付き合ってないです!』
SN「ごめんごめん、それで?相手は誰なの?」
『その……メンバーのボノニなんだけど、この間告白紛いなことをしてきて』
TWICEの中でも特に社交的なサナオンニは、人見知りで内気な私に話しかけてくれて仲良くなったのだ。私がこんな悩みを相談できるのは、この人しかいないと思った。
そして、私はこの間の告白紛いのことや毎日アピールしてくることを全て話した。
SN「それでAは完全に意識しちゃってるわけだ?」
『………はい、』
SN「やだ、顔赤くなっちゃって可愛い〜♡」
『からかわないでくださいオンニㅠ』
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リリィ - 面白そうな展開だったので続きを楽しみにしています (2月29日 0時) (レス) @page6 id: da37542565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合姫 | 作成日時:2024年2月20日 12時