顔面彫刻なふたり。 (ページ12)

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仲直りページ12

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VN side

最悪だ、自室に戻ってきてから後悔をした。さすがに言い過ぎたと。ヌナのことだから今頃部屋で泣いてるんだろう。彼女は俺を余裕のある人だと言うけど、本当は全然余裕なんてないんだよ。ミンギュヒョンと二人きりで飲んでたことを知った時は、気が狂いそうだった。

一旦気持ちを落ち着かせ、冷静になった。俺はもう一度ヌナの部屋へ向かうことに決めた。

コンコン

『……はい、』

ほら、明らかに暗い声。若干鼻声だからやっぱり泣いたんだ。ヌナのことを泣かせてしまった罪悪感に胸を痛めつつ、その声に返事をした。

VN「俺だけど、入っていい？」

『えっ、あ、だめ……』

VN「………ごめん、さっきのこと怒ってる？俺が言い過ぎたよ。」

『아니、そうじゃなくて今ひどい顔してるからやなの』

VN「泣いたの？」

『いや………』

VN「やっぱり入るね」

ガチャ

目が合ったヌナは、明らかに泣いた後だと分かるくらいの泣き腫らした目をしていた。一瞬驚いた顔をして、布団の中に隠れるように潜った。

『嫌だって言ったのになんで入ってくるの………』

VN「ヌナに会いたかったから」

『私はやだ。今本当にひどい顔なんだって。』

VN「ヌナは可愛いよ、いつだって」

『………ハンソラ、』

VN「ん？」

『嫌な思いさせて本当にごめん。もう他の人と二人きりで飲んだりしないから、私のこと嫌わないで』

VN「俺の方こそ言い過ぎた。泣かせてごめんね。ヌナのこと嫌ったりしないよ」

『本当に？愛想つかしてない？私のことちゃんと好き？』

VN「え、」

『いつも自分の気持ち言わないから分かりにくいかもしれないけど……私だって、ハンソリのこと大好きだよ。だから不安にだってなるの。もう私のこと好きじゃなくなったかもって、思った』

VN「そんなことあるわけない、俺こんなにAのこと好きなのに。」

ヌナが自分の気持ちをこんなに正直に話してくれたのは初めてかもしれない。だから好き？って聞かれた時、少し驚いた。君は知らないかもしれないけど、俺練習生の時からずっと好きなんだよ。もう離せないし離したくもない。

例え、君が俺から離れたくなったとしても。

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