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神山
重「 ………遅いな、なんかあったんかな 」
神「 分からんけどめっちゃ嫌な予感する 」
重「 怖いこと言わんとってや……A、大丈夫やんな? 」
神「 信じるしかない 」
病室の前のソファに座ってのんちゃんたちが出てくるのをただ待った
母「 ………智洋くん、Aが話あるって 」
神「 分かりました 」
いつも朝から元気いっぱいのAのお母さんがこんなに辛そうな顔をしてるのは初めて見た
きっと何かあったのだろう
神「 A〜? 」
『 ともくん……私と、別れて欲しい、』
神「 ………は?待って、どういうこと?理解できひんねんけど 」
『 ともくんに私は必要ない、荷物になるだけ 』
神「 何言うてんの、荷物なんかやない。俺にはAしかおらんねん。」
『 私がもう好きじゃなくなった、からっ…… 』
神「 それがほんまならちゃんと俺の目見て言うて 」
『 ………私もうともくんのこと好きじゃない、』
神「 もう好きじゃない、別れたい。ならなんでそんなに泣いてるん? 」
我慢していたであろう涙がポロポロと溢れ出した
神「 別れたいなんかほんまは思ってへんやろ?俺のためとか言うたら怒るからな 」
『 これ以上……ともくんのことっ、傷付けたくない、』
神「 俺はAと一緒におれるだけで幸せやで 」
『 違う……っ、』
神「 ん?何が違うん? 」
『 ……………がんやねん、』
それは耳を疑うような言葉だった
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作者名:ともぴょん | 作成日時:2020年4月2日 2時