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重岡
Aも神ちゃんもチャイムが鳴っても学校に来なくて心配になった
電話してみるとAが高熱を出したらしい
あいつあんまり体壊さんのに珍しいな
正直、俺も心配やし学校終わったら帰りになんか買って家行ったろかな
いつも一緒に飯食べてるAと神ちゃんが今日はいないのでクラスメイトの流星を誘った
藤「 あれ、今日はAちゃんと神ちゃん一緒じゃないんや。」
重「 Aが熱出したらしい。神ちゃんはその看病やって。」
藤「 Aちゃんが?珍しいな。」
いつも言い合いばっかしてるけど俺はAのこと大切に思ってる
もちろん幼馴染みとしてな
そりゃあ恋愛対象で好きだった時期もあったがラブラブな二人の間に入っていける訳ないし俺にとっては神ちゃんも大切だから諦めた
キーンコーンカーンコーン
薬局に寄って風邪に効くであろう薬とゼリーとポカリを買ってAの家に向かった
重「 あれ?望か……? 」
小「 あ、しげ 」
重「 おぉ、久しぶりやん 」
歩いてると全速力で走ってる男がいた
Aの2個下の弟である、小瀧望
あいつの弟なだけあって私立に通ってるから学校はなかなか賢いところ
重「 そんな急いでどないしたん? 」
小「 そうや!俺こんなゆっくりしてる場合ちゃうねん!姉ちゃんが発作で倒れたって……! 」
重「 はぁ!? 」
小「 今△△総合病院におるらしい 」
重「 俺も行くわ。ちょうどAんとこ行こうとしてたし。」
発作って何?あいつ病気なん?産まれた時から一緒やけどそんなこと一度も聞いたことがない
俺の頭の中にははてなマークだらけで聞きたいことが山ほどあるけど今は病院に急ぐことが先だ
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作者名:ともぴょん | 作成日時:2020年4月2日 2時