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pipipipipi...
煩い目覚まし時計の音が聞こえて起きなきゃと思うものの目を開けられないでいた
神「 A、はよ起きな遅刻するで 」
『 まだ眠い…… 』
神「 また夜更かししてたんやろ? 」
『 だってともくんがあんな時間に電話してくるから寝れへんかったんやもん 』
神「 それはごめん(笑) 」
大好きな人が今日も起こしに来てくれたから起きるしかないよね
私、小瀧Aの幼馴染み兼彼氏である神山智洋くん
『 ねっむ〜 』
母「 智洋くん毎日ごめんなあ? 」
神「 いえ、もう慣れました(笑) 」
母「 ほんまええ子やわあ、あんた折角起こしに来てもろてんねんからさっさと用意しい 」
『 はあい 』
母に軽く怒られたので洗面台の前で歯磨きとメイクと髪をコテで軽く巻いて制服に着替えた
『 用意できたあ 』
神「 ん、ほんなら行こか? 」
『 うん!お母さん行ってきます〜 』
母「 行ってらっしゃい 」
ローファーを履いて外に出ると
恋人繋ぎで手を絡めてくるともくん
初めてできた彼氏だから初めてだらけだ
神「 A、こっち 」
『 んふ、ともくんやっさお〜 』
車道側にさりげなく行ってくれるところとか
うちの彼氏優しいでしょ
『 あ、見て。桜咲いてる。』
神「 ほんまや 」
『 春って感じやなあ 』
神「 せやな 」
私は春が好きだ
毎年の恒例行事にさえなりつつあるともくんと一緒に桜の木を見るこの時間が本当に好き
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作者名:ともぴょん | 作成日時:2020年4月2日 2時