藤 井 く ん の 彼 女

じ ゅ う さ ん ページ13

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流星と無事に仲直りできたのはいいが、あんな嵐の中傘もささんと外おったもんやから体が震える。


お風呂に入って温まったから震えはなくなったものの、頭がめっちゃガンガンする。


風邪の前兆かな……。









藤「 A、おいで。乾かしたる。」


『 ほんまに？やったあ 』


藤「 髪サラッサラやなあ 」


『 髪のお手入れには気付けてますからね(笑) 』









頭めちゃくちゃ痛い。


これは本格的にやばいかもしれん、明日はオフやからまだ良かったけど。









『 流星、さっきごめんね 』


藤「 どうしたん？もう仲直りしたやん 」


『 もしうちが流星の立場やったら絶対嫌やもん、最悪やったよな 』


藤「 そんな顔せんとってや、俺Aの笑った顔の方が好きやで。まぁ、でもこれからは俺以外の男とくっつくのは気をつけて欲しいかな(笑) 」


『 流星〜〜好き！！(泣) 』


藤「 ふは、俺も好きやで 」









乾かしてもらった後、やっぱりちゃんと謝らな気済まんくて思ってることを言った。


流星はいつもの優しい顔で許してくれてほんまに心の広い人やなぁって感じる。



流星の彼女でよかった。









藤「 それよりA体調いけるか？ 」


『 んーちょっと頭痛い 』


藤「 やばいな。明日仕事は？ 」


『 明日はオフ 』


藤「 ほんなら、俺もオフやしもししんどかったら看病するわ 」


『 えっ？ええよ、移ったらあかんし 』


藤「 しんどかったら一人でなんもできひんやろ 」


『 ………そうやけど、』


藤「 な？俺に甘えとき(笑) 」









流星の優しさに涙が出そうになった。









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