【名探偵コナン】トリップ女子は死にたかった【沖矢昴/赤井秀一】 (ページ5)

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4 『気にしてしまう』ページ5

「貴方の綺麗な手が荒れたらと思い…」

顔に熱が集まるのがわかる。

沖矢さんの一言ひと言に緊張してしまう

わざと何だろうか

意識させるような言動をしてくるのは

沖「大丈夫ですか？顔、真っ赤ですよ。

それに手も止まってます。」

『だ、大丈夫です』

皿を拭いて食器棚にしまう

『なんで沖矢さんのままなんですか？』

なんとなく思ったことを口にしてみる

沖「沖矢昴じゃ駄目ですか？」

『そうじゃないです。ただ、気になっただけなので。』

沖「そうか、ならいい」

『質問の答えになってませんよ…』

まぁ、万が一の時のためだろう

などと自分で考え完結した

食器を片付け終えソファに腰掛ける

沖「明日も出かけるのか？」

突然赤井さんの口調で話しかけられびっくりする…

『え、はい。』

沖「なら、帰り迎えにいくが」

『あ、でも、世良ちゃんの退院のお手伝いするだけだし…』

沖「遅くなりそうなら連絡してくれ。」

『ありがとうございます…』

どうやら気にしているようで「行くときも送る」と言ってくれてお言葉に甘えることにした

夜も遅いので明日早めに起きて帰ることにして今日はもう寝ることにした

『すみません。迷惑かけてばかりで』

沖「迷惑じゃない。気にせずゆっくり休め。」

『はい…』

ﾋﾟｯ

と音がした

そして

景色が変わりふわりとタバコの匂いがする

背中に赤井さんの腕がまわり頭には大きな手

私の顔は赤井さんの胸に

秀「気にするな。怖かっただろう」

赤井さんの声だ

秀「大丈夫だ。何かあったらいつでも呼んでくれ

いつでも助けるからな。

だから、そんな顔をするな」

優しい声

『はい。』

自分の腕を

赤井さんの背中にまわしていた