恋に落ちられた5秒前 …Ryuji . I…4

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ひょこっと顔を出してきた、臣さんの顔









臣『 Aちゃーん、笑 』

「 臣さーん 」

臣『 ビデオ通話なんてなんか緊張するわ、笑 』

隆『 え、どこが？笑 』

臣『 まあお前らはしねえか 』

「 変な臣さんだねえ 」

隆『 ね〜 』

臣『 はいはい、俺はあの犬のとこにでも行ってくるから、あとは2人で 』

隆『 超空気読めるじゃん 』

臣『 お前と一緒にすんな、笑 』









画面で2人が話している様子は、とても微笑ましかった

本当は、きっと1番お互いのことがわかってるのだ







ふわふわ微笑む笑顔が、臣さんから私に映った









隆『 ふふ 』

「 笑 」

隆『 夜なに食べた？』

「 なんだっけ 」









食べてません。とは言えず









隆『 まさか食ってないとかないよね？』

「 ちゃんと食べたよ！」

隆『 …本当かよ〜 』

「 本当です！！」

隆『 はいはい、笑 』









幸せな時間。









隆『 撮影してるの、めっちゃいい感じだよ 』

「 おお、楽しみ！」

隆『 Aが好きそうなのがある 』

「 ええ、気になる〜〜 」

隆『 楽しみにしてて 』

「 うん！」









どうしよう、切られる？

なんか話題

なんか話題









って、思っていた私が馬鹿だった









隆『 は〜腹減った 』

「 … 」









彼は、切ろうなんて、これっぽっちも思ってないみたいだ









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