恋に落ちられた5秒前 …Ryuji . I…4

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隣から隆二がいなくなるのを、気付いてしまった









彼はわたしにキスを落とした後、そっと部屋から出て行った









きっと、元カノさんのところに行ったんだと思う









しばらくぼーっとした後、私は寝室を出て、玄関の明かりがほんのりついている

リビングに向かった









「 ふう〜〜 」









小さくため息をついて、冷蔵庫からとろふわスペシャルいちごぷりんをだした









それをパクッと、1口、口に入れた時

ガチャっと開いた、玄関のドア









入ってきたのは、もちろん隆二









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隆「 …お 」

「 おかえり 」

隆「 起きちゃった？」

「 ううん、大丈夫 」

隆「 またそれ食ってんの？笑 」

「 おいしいんだもん〜〜 」

隆「 太るぞ 」

「 太らない！」









いつもみたいに、ははっと柔らかく笑って、

彼は荷物を置いて私の横に座った









視線を感じて、そっと横を見るとそこには目を閉じて

あーん。と口を開いてる隆二の顔。









「 …あーん 」

隆「 あーん 」









パクッと食べた隆二は、ゆっくり目を開けて、うま〜と微笑んだ









隆「 このプリン、Aの味がする 」

「 なにそれ笑 」

隆「 いつもキスする時、この味するよ？」

「 …………っ…な…！！」

隆「 んはっ、笑 」









改めて言われると、照れてしまった









隆「 Aの唇は美味しいからね〜 」

「 …っ…変態！！！」









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