君に届け (ページ3)

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３，ページ3

クラス表を見て自分の名前を探す。

貴｢あった。｣

見たことないたくさんの名前の中に

紛れている私の名前。

もう一度よく見てみるけれど

分かるのはクラスが1―Dということだけ。

そりゃそうか、高校だもんね。

1人で勝手に納得しちゃってる私をよそに

周りを見れば、もう仲良くなっちゃってる

1年生。

早いな～

私も早く友達作らなきゃ

？｢ねぇ、名前なんていうの？｣

話しかけられたと思ったら
怖そうな女の子。

怖くは無いのかもしれないけど、
少しつり目で、でもスタイルがいい子。

貴｢わ、私は（人1）（人2）！｣

若干オロオロしながら言ったけど

冷静にその子を見れば

横に男の子もいる。

千鶴｢おー、（人2）！あたしは吉田千鶴
よろしく！！｣

にかっとはにかむ千鶴ちゃんは

全然怖くなくて。

逆に仲良くなりたいっていう気持ちの方が強かった

貴｢よろしくね！千鶴ちゃん｣

千鶴｢いや、ちづってよんで！皆からそう呼ば
れてんの～｣

貴方｢わかった、ねぇちづ。隣の男の子は？｣