プロローグ ページ1
取引先「いやぁ…遠路はるばる来てもらって
悪かったねぇ」
出張で来ていたのは
電車で1時間半かけた町で
しかも駅から30分もかけた山奥にある
工場まで来ていた私
いつもコンクリートジャングルで
過ごす私にとっては空気も澄んでるし
気分転換に良かったんだけど
半日もいれば十分満喫♪
「こちらこそ、ありがとうございました」
取引先に挨拶を済まして
うん。今からならタクシー乗れば
終電に間に合いそう…
楽しみにしてた
ドラマの初回放送を
遅い夕飯と一緒に見るつもりで
田舎町の最終列車の時刻を確認して
タクシーに乗り込んだ
ポツン、ポツン…
出先の会社を出た時に降り始めた雨が
ザザァー！！！！
え？何事？！
バケツをひっくり返したような雨って
本当にあるんだってくらい
土砂降りになって
タクシーの運ちゃんも
運転手「ありゃ〜、これはマズイねぇ〜」
「どうしましたか？」
視界の悪いフロントガラスの向こうを見ると
山道のカーブで駅まで一本道なのに
道路の真ん中に木が倒れている
「嘘…」
運転手「お客さん、一回引き返そう。
このまま山が崩れたら危ないから」
「は、はい…」
来た道をUターンして戻り
こじんまりとした町の中で
ひっそりと佇む小さな旅館に
案内してくれた運ちゃん
運転手「ここら辺じゃ、この旅館くらいしか
泊まれるとこなくて、きっと明日になれば
駅までの道も復旧するよ」
「わかりました！じゃあ、また明日、
乗せてもらえますか？」
運転手「あいよ！」
気前のいい運ちゃんはそのまま私を置いて
タクシーを走らせた
まだ勢いよく降る雨を避けるように
急いで旅館に入ると
女将「あら、そんなびしょ濡れで…
大変でしたねぇ…」
初老の女将さんがタオルを片手に
私に近寄って来た
「すみません…
駅までの道が木で塞がってしまって
突然で申し訳ないんですが
ここに一泊させてもらえませんか？」
女将「それは大変でしたねぇ…」
優しい声に、ホッとしてると
女将「でも、あいにく今日は満室なんですよ」
「え？」
嘘でしょ？
この辺にはもう泊まれるような
ホテルもないって、運ちゃんが…
って、運ちゃんがいないじゃん！
この暴風雨の中、どこに行きゃいいの？
テントなんて張れないし…←飛ばされますよ
今にも泣きそうな私に
優しい女将さんの鶴の一声が…
女将「なので、相部屋で良ければ…」
「お願いします！」←即答
こんな天気で野宿は無理です(泣)
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クローバー＊(プロフ) - 名無し30840号さん» 読んでいただきありがとうございます(^o^)そして、ごめんなさい(´；ω；`)どうしても、まだまだ力不足すぎてヒョン組との色恋妄想ができないんです(´；ω；`)すごく素敵なのはわかっているものの、ついマンネ組贔屓になってしまって(^◇^;)ご期待に添えずすみません！！ (2018年10月28日 23時) (
レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
名無し30840号(プロフ) - 他のメンバーバージョンなどはないのでしょうか(｡>__<｡) (2018年10月28日 0時) (レス) id: cceb0d5ab9 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー＊(プロフ) - まひる。さん» また、誤字脱字などありましたらご指摘くださいね(^o^)よろしくお願いします。 (2018年10月23日 1時) (レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
まひる。(プロフ) - いえいえ！直して頂きありがとうございます！ (2018年10月22日 23時) (レス) id: fff5b31823 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー＊(プロフ) - ｒさん» ありがとうございます(^o^)赤星★記念に早速書いてしまいました(笑)。今はグク編のみの続編になります。お楽しみいただければ嬉しいです(〃ω〃) (2018年10月18日 0時) (レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クローバー＊
| 作成日時：2018年10月13日 0時
