炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

陸話 ページ10

『実弥、ダメ』




まずいと思ったら、銀髪の少女が


日輪刀を手で止めている



握らずに自らの手のひらを貫通させて




不死川「おい、どういうつもりだァ！」


『……庭が汚れる。それに、御館様の

許可なくして殺してはいけない』


不死川「ちっ！」


『……ありがとう、実弥』







「御館様の御成です！」









御館様「よく来たね、私の可愛い剣士(こども)達』




御館様「今日はとてもいい天気だね。


空は青いのかな。

顔ぶれが変わらず半年に一度の

柱合会議を迎えられたことを

嬉しく思うよ」




傷……？


いや、病気か？


この人が御館様？




ガンッ！！




速い！！


まったく反応が出来なかった




すると、柱の全員が


御館様に膝をついて頭を下げる







不死川「御館様におかれましても


御壮健で何よりです


益々のご多幸を切にお祈り申しあげます」

御館様「ありがとう、実弥」


不死川「畏れながら、柱合会議の前に

この竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士に

ついてご説明頂きたく存じますが

　 よろしいでしょうか」

御館様「そうだね。驚かせてしまってすまなかった

　 炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた

　 そして皆にも認めてほしいと思っている」




柱の皆さんは驚いた顔をしていた



悲鳴嶼「嗚呼……たとえ御館様の願いであっても

　 私は承知しかねる」

宇髄「俺も派手に反対する。鬼を連れた鬼殺隊隊員

　 など認められない」


甘露寺「私は全て御館様の望むまま従います♡」

時透「ボクはのどちらでも…直ぐに忘れるので」

胡蝶「…………」

冨岡「………」

伊黒「信用しない信用しない

　 そもそも鬼は大嫌いだ」

煉獄「心より尊敬する御館様であるが、

　 理解できないお考えだ！！

　 全力で反対する！！」

『……ボクは信用なりません

　鬼が人を守るなど。

　御館様、お言葉ですが

　被害が出てからでは遅いと

　ボクは考えます

　反対致します』





ダメだ



このままじゃ、禰豆子が……




御館様「では、手紙を」

「はい。ー炭治郎が鬼の妹と共にあることを

　どうかお許しください

　禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を

　保っています。



一旦切ります

　

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