炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

弐拾玖話 ページ36

槇寿郎「なら、何故剣士になる？」



『……槇寿郎様への恩返しなんです


　幼き頃、ボクを鍛えてくださった槇寿郎様には


　感謝しきれないほど感謝しています


　齢8の時、槇寿郎様は仰いました



　「強くなれ、お前は俺の


　 自慢の弟子だ！！」

　

　 と。あの時、ボクは


　 剣士として強くなり剣士として死んでいけば


　 槇寿郎様は褒めて下さる


　 杏寿郎様もきっと……褒めてくれる


　 そう思い鍛錬に鍛錬を重ね


　 今の階級まで這い上がりました」


槇寿郎「……なんなんだ、お前は



　 ……もう俺はあの時の俺ではない

　
　 そんなくだらない幻想なんて捨てろ」


『たとえ幻想でもいいです


　ボクは煉獄様達に褒めて欲しかった



　剣士として』



槇寿郎「……勝手にしろ」



ボクは俯いたまま


さつまいもをまた洗い始めた









『出来ましたよ、さつまいもの味噌汁に



　さつまいもの天ぷら


　さつまいもの甘煮


　さつまいもご飯です！！』


千寿郎「すごい……さつまいもだらけ」




ボクは箸を持って「いただきます」を言い



料理に手をつけた



煉獄「よもや！！！これは絶品だな！！」



『ふふっ、喜んでくれて嬉しいです』




ボクなすごい勢いで食べる煉獄様を見ながら



食を進めた






なんだか、みんなでご飯が食べれて




すごい楽しかったなぁ




next

参拾話→←弐拾捌話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す