炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

弐拾参話 ページ28

炭治郎side



肩が抉れ、口や鼻からは血がとめどなく


溢れている



『炭治郎くんも、飲んで？



　君は鼻が利くからここの空間にいるだけでも


　辛いでしょう？



　ボクの血は人間の血の匂いはしないからね。



　……でも、君は可愛い後輩。



　死なせられないんだよ



　……飲んでくれる？』




俺は、腹部から出ている



血を掬い、口に運ぶ



っ！！



……身体の奥底から何かが湧き上がってくる



気がつくと、身体の傷は治っていた



炭治郎「あ、愛染さんには影響しないんですか…？｣


『するよ……ｶﾞﾊｯ



　でも……もう喉も死んでるから



　血を吐くことしかできないんだ……』


煉獄「…死ぬな。生きていてくれ




　 A」


『……フフ


　大丈夫ですよ


　ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ!!



　……血が足りない



　ちょっと、



　寝ますね』







それだけ言うと




死んだように動かなくなった




でも、まだ生きている









あの後、隠さんが蝶屋敷まで


愛染さんと煉獄さんを連れていき



俺たちも着いて行った









柱のお二人の強さを感じた任務だった




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