炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

弐拾壱話 ページ26

『煉獄様が教えてくれた！！




　人間の愛というものを！！



　人は永遠ではない！！


　だから



　守りたいんだよ』



ボクがそう言いと


煉獄様が叫んだ



　

煉獄「動くな！傷が開いたら


　 致命傷になるぞ！！


　 待機命令！！」


猗窩座「弱者に構うな！！



　 俺に集中しろ！！」




肌がピリピリする



……何だか、嫌な予感がする





『っ……愛の呼吸




　玖ノ型 愛龍転生！！！」


猗窩座「っ！！A！！


　 破壊殺 乱式！！！」




駄目だ




煉獄様を庇い、前に出たはいいものも



猗窩座の技をもろに喰らった



煉獄様にも被害が及んだ









猗窩座「死ぬな。A


　 生身を削る思いで戦ったとしても


　 全て無駄なんだよ、A。


　 お前達が俺に喰らわせた


　 素晴らしい斬撃も既に完治してしまった



　 だが、お前達はどうだ？




　 杏寿郎は砕けた肋骨

　
　 潰れた左目

　
　 Aは腹に刺傷


　 内蔵に刺さった肋骨


　 切れた靭帯


　 取り返しがつかない


　 鬼であれば瞬きをする間に治る

　
　 そんなもの鬼ならばかすり傷だ




　 どう足掻いても人間は鬼には勝てない」




内部からどくどくと血が流れる



膝も言うことを聞かない



でも、ボクは



こんな所で止まれない



煉獄様を見殺しにはしない！！





煉獄「俺は俺の責務を全うする！！


　 ここにいるものは誰も死なせない！！！」


『そうだ！！誰一人として殺させない！


　絶対に！！！』









愛の呼吸



奥義 拾ノ型




愛散志龍







炭治郎side



……動けない




柱の二人が傷ついているのに



俺は……。



土煙でよく見えない







……え。







目に入ってきたのは








愛染さんの




肩を猗窩座が抉っていた





『っ……あ"ァァァ！！！！！





　猗窩座ぁ！！ボクは



　鬼にはならん！！



　そして！！！



　ここでお前の頸を断つまで



　死なない！！


　あ"ァァァ！！！！！』





愛染さんは、肩に刺さった腕を引き抜くことなく



そちらの腕で日輪刀を猗窩座の頸にくい込ませる



肩が余計抉られている



殴ってきた猗窩座の腕を手で止める





切ります









　
　

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