炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

壱話 ページ3

Asied

朝、目覚めることが辛い

襖の隙間から溢れる光から

今日は晴天だということを物語っている


晴天の日は憂鬱になる

太陽の光の所為で頭痛がするからだ

胡蝶さんに診察をしてもらったが

原因不明

自分の体なのに




『…お腹空いた』




ボクはそう言い、布団から出て

台所へ向かう

だし巻き玉子にしよ。




『美味し…』


静かな屋敷にボクの声が木霊する


『あ…今日、柱合会議だ』


ボクはせっせと洗い物を済まし

羽織の紐を結び、日輪刀を腰に差し

お館様のもとへ向かう




冨「A、久しいな」

『冨岡さん。お久しぶりです』

冨「最近は、任務に出ていないようだな」

『えぇ、体調が優れないもので」

冨『体調管理も、大事な任務だ。

…無理はするなよ」

『はい、ありがとうございます』



冨岡さんと他愛もない話をしていると

後ろから耳元で囁かれる





胡「Aさん、お久しぶりですね」

『こ、胡蝶さん…///』

胡『ふふ、照れた顔もいいですね」



この人は苦手だ

いつも治療をするたびに体を執拗に触られる

どうせ、からかっているだけだろうけど




甘「Aちゃ〜ん！！」




…この人も苦手だ

目に♡を浮かべ、ボクの顔を胸に押し付けてくる

意外と苦しいんだ。アレは



甘「また、やつれた？！」

『最近、体調が優れないもので』

甘「もぅ。でも、そんなAちゃんも素敵！」

『ハハッ…褒め言葉として受け取っておきます』









やはり、人の愛し方は



よくわからないものだ

弐話→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す