炎柱が愛してやまない愛柱の少女の話【鬼滅の刃】

拾参話 ページ18

Aside


あの戦いからもう一週間




傷は治ってきている感じはする




蝶屋敷のベッドでぼーっとする毎日



お見舞いに来てくれる人もあまりいない



柱の皆様もお忙しいのだ。








胡蝶「Aさん。どうですか、体の調子は？」



『ずいぶんと良くなりました

　胡蝶さんのおかげです』


胡蝶「……名前では呼んでくれないのですね」


『え……？』


胡蝶「Aさんが柱になって、もう1年弱なのに


　 名前呼びは不死川さんと時透くんだけ


　 甘露寺さんさえ、苗字呼びですよね」


『そっ、それは……』


胡蝶「呼んでくれませんか？


　 しのぶって」


『……しっ、しのぶ……さん？////』


胡蝶「……フフっ、照れてるんですか？

　
　 可愛らしいですね♪」


『うぅ……///』






鎹鴉「ｶｧｰ!ｶｧｰ!愛染A！！


　 二日後


　 煉獄杏寿郎ト竈門炭治郎


　 我妻善逸、嘴平伊之助

　 ト共ニ任務ニ向カエ！！｣



あぁ、任務か。



もう既に傷はかなり塞がっている





胡蝶「……あまり、無理はしないでください


　 今回のような事を繰り替えなさないように」


『は、はい』









＿＿二日後




炭治郎side




炭治郎「無限列車っていうのに乗れば


　 煉獄さんに会えるはずなんだけど。


　 すでに煉獄さん、乗り込んでいるらしい


　 あ、あと愛染さんも」


善逸「愛染さん？誰だ、その人」


炭治郎「愛柱の愛染さん。禰豆子の裁判の時に


　 ちょっとお世話になってな」


善逸「じゃあ、その人たちに会うんだな


　 切符買ってくるから静かにしてろよ」


炭治郎「分かった。ありがとう」



愛染さん……


元気かなぁ。お礼ももう一度ちゃんと伝えたいし。




善逸「柱だっけ？煉獄さんと愛染さん


　 顔とかちょっと分かるのか？」


炭治郎「うん。お二人共髪の色が派手だったし


　 匂いも覚えてるから。


　 だいぶ近づいて……」





煉獄「うまい！うまい！うまい！」


『煉獄様、よくわかりましたから』


煉獄「Aも食べるか！」


『大丈夫です。食欲があまり


　 湧かない体質なので』


煉獄「よもや！そうだったな！！」




暖かい匂いがした。




あの時覚えた匂いだ




炭治郎「あ、愛染さん！」


『ぁ……フフっ、久しぶりだね。




　 竈門炭治郎くん』



next...







　

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