ババ嵐のおはなし 1 ページ23
缶ビールをぐいっとあおって
Ｓ「いやぁ〜‥
ニノ、お前はすごいよ。」
俺は
心の底からマジでそう言った。
久しぶりに俺んちに来たニノは
積み上げた本の横にちょこんと座ったまま
にやり‥っと笑うだけで
何も言わず
俺と同じように
缶ビールをぐいっと飲んだ。
Ｓ「お前さぁ
あの状況で‥
雅紀の目を見て‥
よく、あんなに冷静でいられたなぁ。」
つまみの柿の種を
ポイッと
口の中に放り込む俺。
ニノは
さっきと変わらず
にやっと片方の唇をあげるだけで
何も言わない。
「あっさり
『楽しくて仕方がない目』だなんて‥
あいつの
あの
うるうるっとしたお目々見て
冷静でいられるお前が
本当の、本当の、本っ当ーに、すごいっ！」
めききょっ！っと
飲み干した缶ビールを右手で潰して
空き缶だらけのローテーブルの上に突っ伏しちゃう俺‥。
「ふふふ‥。」
ニノは余裕の微笑みを浮かべながら
また
ごくりとビールを飲んだ。
俺は
むくっと起き上がって
台所の冷蔵庫へ行った。
そして
新しい缶ビールを取りだし
プシッとタブを開けた。
「でもな
よく考えたら
お前と俺とじゃ状況が違ったよな。」
グビッとまた一口飲む俺を
ニノは
ふり返って
んん？
って目で返事してきた。
「だってな‥
お前が雅紀とにらめっこした時は
まだ雅紀が
今日の俺、いいぞ、いいぞって元気いっぱいの時だったじゃん？
そんで
お前は
一抜けで、さっさとアガったけど‥」
缶ビールを片手に
台所からリビングのソファまで歩いてきた俺を
ニノは
黙ったまま首をめぐらせて目で追った。
「俺がさ
ずっとババ持ってたのが分かった時
あいつ
思わず涙ぐんじゃっただろ？」
俺が立ったまま
ニノを見下ろしてそう言うと
ニノは
俺をじっと見上げながら
何も言わずに
コクンと、一つ頷いた。
「‥ずるいよな。
あいつ、ホント、マジでずるいよ。
あそこで泣くの、反則だよ‥。」
ドサッと足を投げ出して
ソファに俺が座った時
ようやくニノが口を開いた。
「翔さん
それを言うなら、『ずっちーわ〜』ですよ。」
ほぼ同じ高さになった
俺と
ニノの目線がぶつかる‥。
ニノの目が
楽しそうに笑ってる‥。
それにつられて
俺も
ぷっ‥
って噴き出してしまった。
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はっしー(プロフ) - るなさん» 今年は暖冬で、近所では菜の花どころか梅の花までちらほら咲いてます！びっくり！るなちゃん、こちらの観察記録をいつも読んでくれてありがとう！PART６も立ちあげたので、もしお時間がありましたら遊びに来てください！ (2016年1月12日 2時) (
レス) id: 1d879c733a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - はっしーちゃん、菜の花のキレイな色合いが浮かぶお話だね。季節の移り変わりを雅紀はきっといろんなことで感じ取れる人。それを翔ちゃんにも分けてあげるんだね！雅紀はいつまでもぐずぐず怒らないだろうから、翔ちゃんもほっとしてるね。うう、雅紀可愛いよーん。 (2016年1月9日 6時) (レス) id: f510cb6ad4 (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - るなさん» るなちゃーん！書かなかったけど私も同じ事妄想してたよ！３日くらい口きいてくれないまちゃきを必死でなだめる翔ちゃんの涙ぐましい姿‥。自業自得とは言えなんか切ない。でもぷんすかまちゃきに甘甘翔ちゃんの二人が愛おしい！るなちゃん、同じ事考えてたね〜♪ (2016年1月6日 21時) (レス) id: 1d879c733a (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - けめさん» うん！けめちゃん、私も同感だよ！翔ちゃんの雅紀呼び、めっちゃ萌える！すっごくいいよね！すっぴんデジのハピバサプライズの時に翔ちゃんが雅紀って言ってたじゃん？もう、何回もそこをリピったよ！ぜひ、雅紀・しょーちゃんと呼びあう二人を放送してもらいたい！ (2016年1月6日 21時) (レス) id: 1d879c733a (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - 柚樹さん» 柚樹ちゃん！あけましておめでとー！今年もよろしくね！正月から翔ちゃんのデレ顔見られて、もう幸せ♪こいつぁ春から縁起がいいなぁ〜♪って感じだよね。翔ちゃんが醸しだすあの「まちゃきは特別」っていう雰囲気がたまらなく好きデス！柚樹ちゃんもそう思わない？ (2016年1月6日 21時) (レス) id: 1d879c733a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっしー
作成日時：2015年6月13日 2時
