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Ｏ「郷土歴史資料館まで‥」
「はいはい。」
タクシーの運転手さんは
ホテルの人から
行き先はすでに聞いていたんだろう
「しっかし、あんたらも物好きだね〜。
こんな雪の日にわざわざ〜
あんなもの見に〜。」
ちょっと笑いながら車を発進させた。
(あんなもの？)
ぐるぐる巻きにしたマフラーに顔をうずめながら
リーダーの方をチラッと見る。
同じ様にマフラーぐるぐる状態のリーダーが
俺の目を見て
ニコッと笑った。
目的地は
ホテルから割と近かったようで
すぐに着いた。
「ここで待ってるから〜。
ゆっくり見ておいで〜。」
運転手さんが
のんびりした声で
俺たちを見送ってくれた。
Ｏ「はぁ〜い、いってきま〜す。」
車から玄関までのこの短い距離を走っただけなのに
俺とリーダーは
頭から雪まみれになっちゃった。
建物に入る前に
二人で雪をおとしっこして
それから
重いガラスの戸を押し開いた。
中は
すっごくあったかい。
入ってすぐの所にだるまストーブがあった。
その上に
大きなお鍋がのってて
ふたの隙間から白い湯気が上がっていた。
Ｏ「こんちは〜。」
「はぁ〜いぃ〜‥。」
間延びしたかすれ声。
玄関横のドアが開いて
白髪のおじいさんがひょこひょこ出てきた。
「あぁ、宿の人から電話で聞いてるよ〜。
そこの突き当たりの部屋にあっから
ゆっくり見てって〜。」
のんびりした声。
おじいさん、笑ってるんだろうけど
しわが深くて
しわと眼の区別がつかないよ。笑
俺とリーダーは
おじいさんに挨拶して
スリッパに履き替えて資料館に上がった。
「後でお茶でも〜。」
Ｏ「はぁ〜い〜。」
Ａ「ありがとうございま〜す。」
つられて
俺たちも間延びしたしゃべり方になっちゃった。
リーダーは
前を向くと
もう吸い寄せられるように
突き当たりの部屋に入っていく。
パタパタとスリッパを鳴らしながら
俺は
リーダーの後を追った。
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なるちゃん(プロフ) - うーん、楽しい時間でした！ありがとう！ (2018年9月2日 10時) (
レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - はっしーさん» こちらこそいつも素敵なお話ありがとうございます!!最初の方からはっしーさんの作品読んでるわたし的にはっしーさんのお話はないと違和感なんです(笑)むりせず頑張ってください！ 観察日記またかいてください(小声 (2013年5月22日 0時) (携帯から) (レス) id: d1bffad711 (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - みずきさん» 読んでくれてありがとう！共感してもらえて、これまたとっても嬉しい！こんなど田舎であくせく働いてる私の書くお話を「好き」って言ってもらえるなんて、涙が出そうなくらい嬉しいです。ちょっと気持ち的に弱ってたので、ものすごく感動してます！本当にありがとう！ (2013年5月22日 0時) (レス) id: ffd063135a (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - お久しぶりです！やっぱりはっしーさんのかく嵐さん大好きです！にのあい担的に最高です！四つ葉な彼がかわいい件わかります!! (2013年5月22日 0時) (携帯から) (レス) id: d1bffad711 (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - 薫子さん» 四つ葉なまちゃきさん・・・、もう、頭の中に焼き付いてて、消えないの。もう、私の細胞レベルにまでしみ通ってますわ。たぶん、まちゃきさんを見たら好きにならずにはいられないって、あらかじめ私の中ではプログラミングされてたんだと思う。それぐらいあの人が好き♪ (2013年5月21日 22時) (レス) id: ffd063135a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっしー
| 作成日時：2013年2月25日 22時
