崩される日常 (ページ7)

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5話ページ7

Ｎ side

O「早く行こ！ね？ほらー！早く！」

Ｎ「分かったから静かにしなさいよ。
今授業中なんだから！」

早くあの子に会いたいと俺達3人を急かす大野さん。

保健室の前に来て一呼吸置いてからドアを開ける。

ドアを開ければ、養護教諭の生田先生がデスクに

座ってパソコンに何かを打ち込んでいた。

さっきの男子生徒は見当たらない。

O 「あれ？いないじゃん。どこぉ？」

Ｓ「あの、生田先生でしたよね？
先程、保健室に生徒が入ってきたと思うの
ですが？｣

I 「はい、生田です。どうぞよろしく笑
えっと、、確かに生徒は来ましたが体調不良者
ではありませんので気にしないで下さい。」

生田先生は苦笑いしながらそう言った。

3つ並んだベッドの方に目をやると、

1番生田先生のデスクに近いベットサイドのカーテン

が閉められていた。

J 「俺達の仕事上、体調不良者じゃないのに保健
室にいる奴の方が気になるけどな。｣

潤くんったら、生田先生をそんな睨みながら

言わないの (笑

Ｓ「この学校には保健室登校の生徒が
いるんですね？」

I「あの、そういった話はここではちょっと...」

N 「どうして？本人がいるからですか？」

生田先生に事情を聞こうとしたら、

？「分かってるなら、出ていってくれないかな？
うるさいんだよね。｣

そう声が聞こえると

ベッドサイドのカーテンが開けられ、男子生徒が

出てきた。

I 「雅紀..。」