崩される日常 (ページ43)

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41話ページ43

J side

青年達を追い出して、リビングに戻って来たら

大野さんが

「潤くん、こっち。」と、

まぁの寝室に呼ばれた。

部屋に入れば、まあはベッドに横になり

眠っていた。

Ｓ「雅紀が過去にこんな事にあってたなんて...。」

O 「あーばちゃん···。」

みんなが雅紀を見つめる中、俺は気になってた事を

生田先生に尋ねた。

J 「なぁ。生田先生。さっきの奴ら少年院に
いたんだろ？期間は5年だって言ってたのに
なぜ早く出てこれたんだ？」

I 「それは...。彼らの家は資産家なんだ。
つまり財力がある。そのせいで色々な組織が
動かざるえなかったんだ。
その事は彼らが出所する1週間前に聞いた。
でも雅紀に言えなかった。まさか、直接
会いに来るとは思わなかったけどね。」

Ｎ「そうだったんですね。」

Ｓ「この事件のせいで雅紀は保健室登校に？」

I 「それもあるけど、それだけじゃない。

あのさ····。
雅紀は、先生達が思ってるよりずっと
色んなもの背負ってるよ。
誰も、きっと経験した事ないものを
背負って生きてる。
それを聞いてしまえば、先生達は雅紀を
手放したくなるかもしれない。
もう関わりたくないと思うかもしれないよ？｣

J 「それってどんな｢離れないよ。｣

大野さんが何の迷いもなく答えた。

O 「俺たちから離れるなんて
ありえない。
俺たちはあーばちゃんと出会った日から
あーばちゃんを救うって決めたんだ。
あーばちゃんの笑顔が見たいって、
俺たち全員が思ったんだ。」

I 「そっか、じゃぁ少し昔話をしようか。
俺と雅紀の過去について。」

その言葉を聞いて、俺達４人は息を飲んだ。