38話 ページ40
Ｎ side
状況が上手く飲み込めない。
だけど、これだけは分かる。
まーくんの友達と名乗る彼らを家へ招き入れる
べきではなかった、そして、まーくんと彼らを
会わせてはいけなかった。
A 「なんで、ここに....」
青年１「雅紀。俺達..」
A 「何しに来たんだよ。そもそも何でここに...」
青年2 「お前に、謝りに来た。」
A 「謝る？何を？今更何を謝るの。」
Ｓ 「雅紀？こいつらお前の友達じゃないのか？」
A 「友達？誰と誰が？」
青年2 「いや、あの、」
A 「お前らと俺が友達？ふざけるな
お前らが俺にしたことを忘れたの？」
青年3 「忘れてなんかない。だから謝りに来た。
お前をいじめてたことを。」
いじめ？まーくんがイジメにあってた？
A 「いじめ？俺が受けたものはいじめなんて軽い
言葉で済まさせるものじゃない！」
J 「ちょ、まぁ？俺らにも話してくんない？」
そう、潤くんがまーくんに問えば
A 「先生達には関係ない。帰ってよ。」
O 「やだ。帰んない。あーばちゃんの話
聞くまで帰んない。」
A 「は？」
O 「あーばちゃん。話して？」
珍しく大野さんが折れない。
I 「雅紀...。」
A 「.....なんなんだよ。
なんでみんな俺に関わろうとするの。
ほっといてよ。」
青年1 「雅紀、あの」
A 「お前らもだよ！なんで今さら...。
ふざけんなよ！」
そう言ってまーくんはネジが外れたように
声を張り上げた。
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作者名：幸 | 作成日時：2017年4月23日 12時
