崩される日常 (ページ36)

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34話ページ36

S side

季節は8月中旬。

相変わらず俺らは雅紀の家に集まってた。

ニノと雅紀はゲームをやってて、生田先生と潤は

昼飯を作ってる。そして俺と智くんは

真剣にゲームをする雅紀をじっと眺めていた。

夏休みから始まったこの日常。

それがとても心地よくて、

終わらなければいいとさえ思っていた。

A 「俺もうしない。」

急に雅紀がゲームを放り投げた。

あーあ。ニノに負けたんだ。それも多分完敗。

いじけてる雅紀もかわいいなぁ。

I 「あ、醤油きれてる。」

昼飯を作ってた生田先生が呟く。

A 「醤油ないの？俺買ってくるよ。」

J 「いや、いいよ。俺が行く。まぁはニノと
ゲームしてなよ。」

A 「もうしない。二宮先生大人気ないもん。」

と、口を尖らせながらいじけた。

Ｎ「まーくん、何か言ったー？」

A 「.....何も無い
とにかく俺買ってくるから。
あと、足りないものなにかある？｣

I 「麦茶ももうすぐで無くなりそうだな。」

A 「分かった。行ってくる。」

｢｢｢｢｢いってらっしゃい｣｣｣｣｣

そうみんなで雅紀を送り出した。