崩される日常 (ページ14)

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12話ページ14

Ｎ side

大野さんがもの凄いスピードで保健室に行くから

俺ら３人息切れ状態。あのおじさん、いつもは寝て

ばっかのクセに。どこにそんなに筋力があるんだ。

やっとおいついたところで、大野さんが

O「おはよー！あーばちゃん！」

って保健室へ入っていった。

続いて我々も保健室へと入っていく。

しかし、相葉さんの姿は見当たらなかった。

居たのは生田先生だけ。

I 「おはようございます。雅紀ならまだ登校
してないですよ？」

J 「もう9時半だろ？いつも何時に来てんの？」

I 「いつもは9時頃にはきてるんですけど...。」

プルルルルプルルルル...

急に生田先生のケータイが鳴り出した。

I 「もしもし、雅紀？今日どうしたの？
え？休む？どうして？
うん、来てるよ？今保健室にいる。
あ、ちょ、雅紀？雅紀？」

電話が終わったみたいだ。

ってか、一方的に切られたみたいだね。

Ｎ「相葉さんからですか？」

I 「はい。今日は休むって言ってました。」

O 「えー。あーばちゃん来ないのー？」

J 「俺らがいるから来ないんじゃない？
そうでしょ？」

I 「え？あ、はい。すいません。」

S 「生田先生が謝ることじゃないですよ。」

さて、どうするかなぁ。完璧警戒されてんじゃん。

その後、俺達は1週間続けて保健室へ行ったが

彼は俺らが来るのを予測しているように

学校を休み続けた。