これは夢じゃないよね ページ14
「…なぁ、お前」
『やだ…もう1回』
キスを止めるユンギ
おかわりをねだる私…
もっとキスしてたい
なのに、無理やり私を引き剥がそうとするユンギ
「お前、待てって！」
そう言うと私の手を引きリビングに戻る
「なんなんだよ…俺、弄ばれてるの？」
『ち、違うよ！』
「じゃ、何」
ユンギの視線が刺さる…
『…ねぇ、あの日さ』
「いつ」
『ユンギが日本酒持ってきて…珍しくうちに泊まった日』
「…」
『…キス、した、よ、ね？』
「お前、覚えてたの？」
『…覚えてた、って言うか。夢だと思ってたの、ずっと』
「…」
『すごく好きな人とすごく甘いキスした夢、見たと思ってて…でも夢にしてはすごいリアルだったし』
「…」
『スーパーでユンギに「悪い奴だ」って言われた時に急に思い出したの。その夢でも同じ事言われたこと』
「…」
『…で、さっき、キスして分かったの…夢、じゃ、なかったって』
「…なぁ」
『ん？』
「…夢じゃなかったって分かって、キスの相手が俺って分かって…嫌、だった？さっき泣いたの」
『ち！違うよ！それは…違う。あの、違くて…逆で』
「…逆って？」
『…だから、嫌とかじゃ、なくて』
「なくて？」
『…だから、その…』
「何だよ、言えよ」
ユンギの顔を見ると
若干顔を赤くしながら、ニヤニヤしてて
ユンギだけ余裕なの？
私はこんなにドキドキしてるのに？
なんかムカつく！
弄ばれてるの私の方じゃん！
好きなのも私、だけ？
『…ユンギが好きだよ。だから素直に嬉しかったの…ユンギは私の事好きじゃないだろうけど…』
と、それまで余裕ぶっこいてたユンギの顔が一瞬で真面目な表情に変わった
「…あぁ、ちんちゃ」
そう言うと
チュッと優しくキスを落とす
「お前のそういうところ！本当にさ…俺を弄んでるだろ？」
そして私をギュっと抱きしめ
「なぁ、分かってんの？俺お前をずっと好きだったんだけど？あー、マジ。お前天然なのか魔性なのか…」
嘘
うそ？
ウソー！
今、ユンギなんて言った？
ずっと好きだった？？
え？
『ね、ね、ユンギ！！』
「あぁ？」
『好き、なの？私の事？ずっと？？』
「…知らん」
『…じゃ、嫌いなんだ、やっぱり』
「違ぇーし」
『じゃ、好きなの？』
「…お前、本当にうるさいな」
黙らせてやる
そう言うと今日何度めかのキスをするから私も大人しくなる…
「…好きだ」
でもね
キスの合間に小さく囁いた言葉
聞き逃さなかったよ
これは、夢じゃないよね？
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ぬな(プロフ) - ちょなさん» ちょなさん、コメありがとうございます^ ^本当に早くくっつけ！ですよねw亀更新ですが頑張りますっ！ (2017年7月15日 14時) (
レス) id: d4d5a76082 (このIDを非表示/違反報告)
ちょな(プロフ) - 早くゆんぎとくっついてくれーって思いながら読んでます^^更新楽しみにしてます！ (2017年7月13日 21時) (レス) id: ec5cd5275c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬな | 作成日時：2017年5月3日 19時
